れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

2021/2/15 高崎操工臨・チキ5500形廃車回送など

昨日分です。

 

昨日は天候に振り回されまくった1日でした。まずは朝の新小岩へ。

 

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工7230 高崎操工臨  DE10 1685+チキ4車 新小岩

 

雨の中待つこと暫し、越中島からの工7230列車が到着。昼発送の高崎操工臨です。越中島貨物線は先週に引き続きDE10 1685が担当していました。

 

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前のユニットが深谷行きの50Nレール輸送、後ろのユニットが高崎行きの50Nレール輸送です。

 

今回はEL区間もなかなか美味しい内容なので、荷票だけ見て先回り。チキ4車で高砂は微妙だし、なにより雨がだいぶ酷くなってきたので、超久々に北松戸の駅先へ。

 

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工9513 高崎操工臨  EF65 501+チキ4車 北松戸

 

新小岩からはPトップことEF65 501が先頭に立ちました。馬橋の場内がなかなか開かなかったので、低速で通過していきました。

 

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2016年頃から見られるようになった、高崎運転所の機関車が高崎操工臨(または新津工臨)の返空と発送を引っ張るこのパターン。これで昨年の10月から4回連続でPトップが登板したことになります。これが最後だの最後じゃないだの言われながらもちょこちょこ稼働している501号機、また新小岩に来てくれるといいのですが…。

 

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で、今回は牽引機も珍しいのですが、実はチキ6000が高崎操工臨に入るのもなかなかに珍しい事案だったりします。特にチキ6000×4車の高崎操行きとなると、ここ数年でも片手で数えるほどしか走っていないはずです。前も後ろも珍しい昼発送でした。

 

さて、この後は越中島貨物駅へ。土砂降りだった雨もいつの間にか止んでいました。

 

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しばらく来ないうちに、新型クレーンの設置が完了していました。やはり従来より2台少ない6台体制になるようです。ロンチキは最大で200Mのレールを積むことができましたが、ロンキヤは150Mレールまでしか積むことができないので、積込線のクレーンも200Mレールに対応する必要がなくなり、台数が減ったものと思われます。

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引上線側の3台には掴み器具も取り付けられました。1月13-14日の記事で「これが完成形」などと寝ぼけたことを書いてしまいましたが、どうやらこれが本当の完成形のようです。たいへん失礼致しました。

 

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真新しい掴み器具、いいですねえ…。

 

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着発線側の3台は、まだ掴み器具は取り付けられていませんでした。

 

で、しおかぜ橋へ。

 

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移動機の後ろに、器具が取っ払われたチキがずらり…。

 

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今年に入って2回目の運転となる越中島貨物駅常備チキの廃車回送です。 

 

着発線への押し込みまで撮ろうと思っていたのですが、工7233列車が遅れていたのか、なかなか動き出さなかったので撤収。シソへ先回りします。

 

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配9232 DE10 1685+チキ10車 新小岩

 

傘もさせない程の暴風雨の中、少し遅れての到着となりました。前回は晴れて影がかかってしまったのでこれでリベンジ達成ですが、あまりの雨風の酷さに心が折れました。

 

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切り離しまで見届けていたら吹っ飛ばされそうだったので、さっさと陸橋の下に避難。なんだかなあと思いつつ機材を拭いていたんですが、いつの間にか雨が上がって太陽が顔を出し…、

 

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東の空に虹が架かりました。手前のチキは、ロンチキB編成の中央締結車だったチキ5901。今回の配給で全13車が廃車となる同編成の、なんともドラマチックな幕切れとなりました。

 

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車番は前からチキ5901・5919・5912・5905・5908・5906・5903・5916・5918・5904。元ロンチキB編成最後の生き残りだったチキ5901・5919・5908の3車が郡山送りとなり、これでロンチキB編成に組み込まれていた貨車は全滅となります。

 

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そして、今回から元ロンチキA編成の廃車もスタート。チキ5906・5903・5918・5904の4車が郡山送りとなりました。

 

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こちらはチキ5908とチキ5906の連結面。A編成とB編成の1号車同士がくっついていました。

 

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さらに今回は予備のチキ5500形にも廃車が発生。全4車のうち、チキ5912・5905・5616の3車が郡山送りとなりました。

 

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そんなこんなしているうちに牽引機が到着。今回はEF81 133がやって来ました。

 

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それにしても、随分と日が長くなりましたね…。

 

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配9545 EF81 133+チキ10車 新小岩

 

そして連結。陸橋から撮るにも微妙な位置なので後ろから。

 

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これで残り10車となった越中島貨物駅常備のチキ5500形。世代交代待ったなし、ですね。

 

以上です。

 

2021/2/12 南松本・岡谷・川中島工臨

本日分です。

 

今日は工臨を1本撮っていました。まずは新小岩へ。

 

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工7230 南松本・岡谷・川中島工臨  DE10 1685+チキ6車 新小岩

 

DE10がチキを牽いて7番線に入線。新小岩発の工臨の発車番線が変わってから2回目の訪問ですが、相変わらず頭がバグりそうになる光景です。

 

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本日の昼発送は長野支社向けの定尺レール輸送です。行き先は前から南松本・岡谷・川中島となっています。

 

長野支社はレール輸送の拠点駅がない(八王子駅が事実上の拠点駅という見方はできますが…)ので、「南松本・岡谷・川中島工臨」なんていうまどろこしい書き方をしているわけなんですが、長野支社工臨とかそんな呼び方もアリだなあと思っている今日この頃です。もっとも、「〇〇工臨」っていう呼び方自体がファンの間での便宜上の名称に過ぎないので、どの呼び方がいいかなんて論争は不毛と言ってしまえばそれまでなんですが。

 

…、って話をC95で頒布した『臨時工事列車 Vol.1』の冒頭に書いた気がします。懐かしい。

 

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ちなみに、後ろに停まっている1093列車はEF65 2097が引っ張っていました。

 

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工9941 南松本・岡谷・川中島工臨  EF64 1052+チキ6車 新小岩信~金町

 

で、EL区間は久々に高砂へ。甲府常駐機のEF64 1052がはるばる新小岩までやって来ました。この塗装の機関車が日常的に新小岩発着を牽く日が来るとは、数年前は想像もしませんでしたね…。

 

今日はこれで撤収しました。以上です。

 

2021/2/9 キヤE195系甲種輸送

昨日分です。

 

昨年9月から増備が続いている首都圏向けのキヤE195系。定尺キヤの方は前回の甲種輸送で23編成46両が出揃ったようで、今回は遂にロングレール輸送用のキヤE195系が尾久車両センターにやって来ました。

 

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ロンキヤの甲種輸送は2017年10月31日から11月2日にかけて行われたLT-1編成の輸送(豊川→小牛田)以来、約3年ぶりのこととなります。今回も前回同様に3日間に分けての輸送となりました。まず2月7日に11両編成のうち8両(キヤE194-4~キヤE195-102)が豊川から西浜松へ、翌8日に残る3両(キヤE195-2~キヤE194-4)が同じく豊川から西浜松へ発送され、西浜松から11両編成で越谷貨物ターミナルへと輸送されています。

 

そして2月9日、いよいよ所属先の尾久車両センターへ向かいます。今回も撮影に出向いたのはこの区間。相変わらず晴れるとかなり撮影地が限られてしまうのですが、今回は光線がよさげで被りも大丈夫そうな越谷レイクタウンを選んでみました。

 

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73レ EF66-129+コキ25車 越谷レイクタウン

 

まずは前座の73レ。EF66シャトル便もだいぶ見慣れてきた感があります。

 

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9351レ EF65 2096+キヤE195系LT-2編成+ヨ8642+ヨ8450+ヨ8404 越谷レイクタウン

 

そして本題の甲種輸送。西浜松から田端までの区間EF65 2096が先頭に立ちました。キヤ甲種は初登板です。そしてなにより後ろに連結されたLT-2編成、3年ぶりに見るピッカピカのロンキヤにただただ感動。国鉄特急色の機関車との相性も抜群です。

 

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キヤE195-102には測定用のコンテナが2つ積載されています。定尺キヤは2両に1つずつコンテナを積載していましたが、ロンキヤの場合は1両に2つ載せるようです。

 

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こちらはLT-1編成に積載されていたコンテナ…、というかプレハブ小屋。こちらの方がかなり立派な造りに見えますね。

 

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で、最後尾にはもうすっかりおなじみになった3つのヨ。ロンキヤ甲種でもこの措置は続くようです。

 

さて、ここから終着の田端に先回り。

 

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9391レ EF65 2096+キヤE195系LT-2編成 田端信

 

隅田川でヨヨヨを切り離し、機関車とロンキヤのみの編成になって着発1番に滑り込んできました。

 

で、南部機待へ移動。

 

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DE10 1685が着発線へ向かっていきました。キヤ甲種の着後入換を牽くのはこれが2回目となります。

 

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※入換 DE10 1685+キヤE195系LT-2編成 田端信

 

程なくして、着発線からロンキヤを引き連れてきました。

 

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今回も南亘り踏切を通り、そのまま尾久車両センターへと入線していきました。ヨが切り離され、ようやく顔が見えたLT-2編成。定尺キヤと同様に量産車はスカートの形状が変更となっており、やはり厳つさが和らいだような印象を受けます。

 

ここから先は撮りようがないので、甲種の撮影はここで終了。で、せっかく田端まで来たので、少し歩いて尾久車両センターにも行ってみました。

 

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門の前を通りかかるとロンキヤと定尺キヤが並んでいるのが見えたので、望遠で1枚切ってみました。奥がST-21編成、手前がLT-1編成です。

 

で、このLT-1編成の方なんですが…、

 

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所属の表記が仙ココから東オクに変更されていました。昨年の5月から尾久車両センターに常駐していたLT-1編成、所属はずっと小牛田運輸区のままで、交番検査のために度々所属先に戻ることがあったのですが、ここにきて突然の尾久車両センター転属となりました。これで小牛田のロンキヤは一旦消滅、しばらくは元ロンチキC編成で賄うということなのでしょうか…?

 

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非架線地帯の方は相変わらず黄色い車両だらけ。

 

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左からST-21編成、LT-1編成、ST-9編成。この位置にロンキヤを留置しているのは初めて見ました。

 

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そのさらに右側にはST-11編成とST-15編成。ST-15編成は起動状態で、前照灯と尾灯が点いたり消えたりしていました。

 

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左に目を移すと、走る国宝ことST-1編成の姿が。登場から3年が経ち、後ろの量産車と比べて床下の汚れが凄いことになっています。

 

で、最後は駅のホームから。

 

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ここにも定尺キヤがめちゃめちゃ連なっていました。手前からST-22・ST-23・ST-17・ST-16・ST-18の順。その右側にもST-13編成ともう1本キヤがいます。いやほんとに増えましたねえ…。

 

さて、遂にロンキヤの増備が始まった尾久車両センター所属のキヤE195系。新型の事業用交直流電車E493系も量産先行車は尾久車両センター配置となるようで、首都圏の事業用列車を取り巻く情勢も大きな転換点を迎えているようです。

 

以上です。

 

2021/2/2 キヤE195系青梅線試運転4日目

昨日分です。

 

先週から2日間×2回にわたって運転されてきたキヤE195系の青梅線試運転。最終日となった昨日も追っかけ回して参りました。

 

まずは豊田の出庫から。今回はホームではなく陸橋へ。

 

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前回とほぼ同じ時間に出てきました。

 

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下り本線をくぐり、豊田駅に進入していきます。

 

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ちょうど車体洗浄にやって来た211系との並びも見られました。

 

このあとキヤは立川で折り返し、青梅線に入っていきます。豊田の出庫を撮った時点ではドン曇りでしたが、昼前から晴れるような予報が出ていたので信じて西立川のストレートに行ってみると…、

 

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8078レ EF210-112+タキ12車 東中神~西立川

 

さっきまでの曇り空がウソのような快晴になりました。こちらはキヤ通過の少し前にやって来た安善行きの8078列車、通称「米タン」です。新塗装を纏った「白桃」ことEF210-112が先頭に立ちました。

 

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試9942D キヤE195系ST-21+ST-20編成 東中神~西立川

 

そして本題のキヤ。ここを順光時間帯に通るのはこの便だけなので、きっちりと晴れてくれてなによりでした。

 

このあとキヤはしばらく立川に停まるので、1駅移動して立川へ。

 

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前回と同様に青梅線ホームの2番線に入線。今回は10停に停まっていました。

 

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東京アドベンチャーラインのロゴマークと絡めて1枚。立川~青梅間は東京アドベンチャーラインではないことにさっき気付きました。

 

ここから一気に移動しまして、今度は青梅駅へ。

 

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電車を降りてビックリ。電光掲示板に「臨時試運転」の文字が表示されていました。しかもご丁寧に両数まで。

 

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英語表記はなく「乗務員訓練」と交互に表示されていました。やっぱり乗務員訓練なんですね。

 

で、沿線に出まして…、

 

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試9943D キヤE195系ST-20+ST-21編成 東青梅~青梅

 

前日と同様に単線区間で。前日より時間が遅いので、面にもきっちり光が回りました。

 

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振り返って後撃ち。草木をかすめ、青梅駅に進入していきます。これが4日間の試運転でラストの青梅入線となりました。

 

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試9944D キヤE195系ST-21+ST-20編成 青梅~東青梅

 

復路は初日から気になっていたアングルで。曇りの日にやっておくべきでしたね…。

 

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後撃ちも縦で。全12往復中6往復が拝島で折り返してしまう上に、折り返し時間が短いのでなかなか苦労しましたが、まあ色々と撮れたのでよかったかなと。

 

で、この後は拝島駅へ。

 

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4日間にわたって行われてきた試運転の最終便。最後も黄色い電車と並んでくれました。

 

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西武新宿方の8両は旧2000系でした。

 

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「保守用4」の停目も確認できました。拝島駅以外にも各地で設置が始まっているようです。

 

で、発車は待たずに先回りして…、

 

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試9946D キヤE195系ST=21+ST-20編成 立川

 

ちょっと気になっていた立川入線のアングルを。キヤ4両だと収まりがいいですね。

 

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最後は4停に停車。毎回バラバラだったみたいですね。

 

で、1駅進みまして…、

 

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回9948D キヤE195系ST-20+ST-21編成 国立

 

国立でお見送り。

 

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国立支線に入り、武蔵野線へ。東大宮操で折り返し、田端へと帰っていきます。

 

これにてキヤE195系青梅線試運転の全行程が終了。キヤが稼働を始めて運用形態が変わろうとも青梅まで入線することは(少なくとも当面は)なさそうなので、なかなか貴重なものを記録できたなと思っております。楽しい4日間でした。

 

以上です。

 

2021/2/1 キヤE195系青梅線試運転3日目

本日分です。

 

今日もキヤの青梅線試運転が行われましたので、またまた青梅へ。

 

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試9931D キヤE195系ST-20+ST-21編成 東青梅~青梅

 

今回は前回手が回らなかった単線区間で。お天気には恵まれたのですが、望遠アングルは陽炎で撃沈…。

 

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振り向いて後撃ち。今回もST-20編成とST-21編成が充当されました。

 

 

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試9932D キヤE195系ST-21+ST-20編成 青梅~東青梅

 

すぐに折り返してくるので、復路も同じ区間で。単線っぽさが出たでしょうか。

 

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後撃ちも横アンで。国立に向けて走り去っていきました。

 

今日はこの1往復だけ撮って撤収しました。以上です。