れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

惜別7707F

2019年1月7日付けで廃車となった7707F。せっかくなので今まで撮った写真をぶん投げておこうと思います。7706Fの時と同じく最近のものばっかりですが。

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7707Fの落成は1984年10月24日。当時は5両編成(7707-7007-7057-7017-7757)で、2度に渡る増結を経て現在の8両編成の姿になりました。

これといった特徴のある編成ってわけではなかったのですが、7706Fの廃車と7708F・7709Fの6連化で最後の7000系8両編成というステータスが備わり、加えて最後まで内装が更新されなかった(袖仕切りの設置など)こともあり、ここ1年で一気に注目度の上がった編成でした。

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今まで撮った写真を漁ってみて一番古かったのが2016年2月2日のこの写真。当時は京王にあんまり興味がなく、こやつが何両編成なのかすらわからないような有様でした。

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次に撮ったのが2017年9月の競馬ピストン返却回送。この年の春くらいから京王7000、特に比較的原型度が高いって理由で8連をよく撮るようになったのですが、この時はまだ8連が4本いたのでその中の1本って程度の認識でした。

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しかも7706Fは廃車が近く、7708F・7709Fは6連化を控えていた頃なので、個人的に一番撮影の優先度の低い編成だったかもしれません。

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こちらは同年11月25日の競馬急行の送り込み。7708F・7709Fが6連化された直後ということで、この頃から8連の7000系の去就が注目され始めてきた気がします。

イメージ 6とは言ったものの当時は7706Fも残っていたので競馬急行に入ってもお祭り騒ぎになるようなことはなく。まあ露出が厳しい時期だったってのもあるとは思いますが・・・。

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その4日後に撮った7706Fとの並び。

そして12月10日、7706Fが廃車になり、7707Fは京王7000系最後の8連固定編成となりました。

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さらに最後の内装未更新車というステータスも備わり、一気に注目度アップ。

この頃から意識して7707Fを追っかけ回すようになった気がします。

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こちらは花形運用4100列車登板時の1コマ。7707Fと更新前の区間急行幕の組み合わせはこれが最初で最後の撮影に。

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こっちは内装の写真が撮りたくてわざわざ高尾山口まで行った時に撮った1コマ。

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車庫で昼寝中の姿も。なんか一時期やたら汚れてましたよね・・・。そういえば7707Fって新宿方の尾灯がLED化された編成でもありました。こうやって並べてみると違いがよくわかります。

7706F亡き後もバリバリ走っていた7707Fでしたが、年末から少し長めの休車期間に突入します。思えばこの頃から廃車に向けての動きが始まっていたのかもしれませぬ。

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休車が解除されたのが2月7日。翌日に新線新宿行きに入ったので幡ヶ谷まで行ってみたり。

この後また10日くらい運用に入らず。

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そして迎えたダイヤ改正前夜、まさかの4100列車登板となりました。種別幕もきっちり更新。

その後も休車と運用復帰を繰り返していましたが、ダイヤ改正で誕生した8連のネタ運用にもちょこちょこ入り、なかなかに楽しませてくれました。

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こちらは改正で爆誕した下りの8連急行。これは嬉しかったですね。

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上りの8連急行も健在。識別灯つきの姿が狙いやすくなったような気がします。

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こちらも改正で爆誕した夜の快速新宿行き。定時だとつつじヶ丘も桜上水も明大前も被らないという撮り鉄的には非常にありがたいスジの列車です。

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追っかけも利くのでつつじで撮ってから新宿へ、なんてこともやりました。新宿で撮ったのは結局これが最初で最後でした。

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8月には7425Fを従えて終日優等運用にも入りました。特急幕で撮れたのもこれが最初で最後。

・・・、とまあこんな感じで休車期間を挟みつつも色々と楽しませてくれていた7707Fでしたが、2019年になり、ついにその時が訪れます。

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2019年1月6日、5175列車。この列車が下り最終営業列車となりました。折り返し6108列車で高幡不動に入庫し、7707Fは営業列車での運用を終了。

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その後、高幡→若葉の定回に充当。この回送をもって運用終了となるので、実質これが廃車回送だったと言ってもいいでしょう。

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最後は5000系、そして兄弟車の7709Fに見送られ、建屋へと取り込まれていきました。

そして翌7日付けで廃車となりました。

これにて7000系の8連、そして袖仕切り未設置の編成が消滅ということになります。最終日は各停のみの地味な運用でしたが、もともとは7000系ってそういう車両だったわけですし、変に優等突っ込むよりも普段通りの姿で終えることが一番の花道だったんじゃないかなと思います。

約34年に渡る活躍、お疲れ様でした。さよなら。