前回の記事の続きになります。
翌朝はちょっと早起きしまして、ホテルで朝食をとってから東海道本線で三島へ。この日も「Over the Rainbow号旅助け」を購入し、韮山駅へと向かいます。この日も快晴予報でしたが、前日みたいに富士山雲隠れのパターンも十分にあり得るんで、あんま期待せずに撮影地に向かうと…、
雲一つないド快晴!しかもいきなりイエローパラダイストレインが登場、眠気が一気に吹っ飛びました。
26レ 普通 三島 3000系3502F 原木~韮山
続いて後方からヨコハマタイヤラッピングの3502F。これくらい線路から離れると後撃ちでもあんまり気にならないですね。
そして2202F。東京オリンピック・パラリンピックのラッピングが施されています。ほんと来る度に仕様が変わってますね…。
そして本命の「Over the Rainbow号」こと7502F。やっと満足のいく条件で撮ることができました…。晴れで撮るとこんな綺麗なラッピングだったんですね…。このあと修善寺まで行って、回送で大場に入庫します。
さて、この「Over the Rainbow号」ですが、10月10日付のプレスリリースにおいて、2020年3月をもって運行を終了することが発表されました。劇場版「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」の公開を記念し、ラブライブサンシャインラッピング電車の第3弾として登場した「Over the Rainbow号」、映画も一段落しましたので、ここらで役目は終わりということになりそうです。一方の「HAPPY PARTY TRAIN」こと3506Fはラッピング継続ということで、いずっぱことラブライブのコラボ自体は今後も続いくようです。
7502Fの続行は3505F。この日も終日で動いていました。コカ・コーラのドアラッピングがいいアクセントになっていますね。
32レ 普通 三島 1300系2201F 原木~韮山
イエローパラダイストレインが戻ってくる時間になったので、アングルを変えて回収。さすがに本家のツートンには敵いませんが、走っているロケーションは引けを取らないと思っています。
そんなわけで、朝の部は大満足の結果となりました。ニッコニコで韮山駅へと戻り、今度は大場駅へと向かいます。駅を出て5分ほど歩き、やって来たのは伊豆箱根鉄道の本社。目の前を通ったことは何度もありましたが、中に入ったのは今回が初めて。何で本社に行ったのかと言いますと…、
実は、有志主催の貸切企画、『伊豆箱根鉄道「Over the Rainbow号」貸切運行 ~大場工場撮影会ツアー~』にお誘いいただきまして、参加させていただくことになったのでした。貸切運行に参加するのはこれが初めてなんですが、まさか大好きないずっぱこの、しかもラブライブラッピング車両の貸切に参加できるなんて思ってもいなかったので、お声がけいただいてめっちゃ嬉しかったです。
さて、この貸切企画ですが、貸切列車に乗車する前に伊豆箱根鉄道の大場工場で撮影会を行うとのことで、主催者の方の案内で本社の敷地の奥の方へと向かいます。暫し講堂で待機し、いよいよ撮影会の会場へ。会場に入る前に、まずは伊豆箱根鉄道の職員の方から今回の撮影会に関する説明を受けます。
今回の撮影会は4~6番線の3線を使用して行い、南は6番線、西は道路の手前、東は構内踏切までの範囲で、とのことでした。また、ピットの内部は作業中で安全が確保できないとのことで、立入禁止となっていました。
そして午前11時、撮影会がスタート。
まずは主役の「Over the Rainbow号」こと7502F。
なんと今回は特別ヘッドマークを掲出しての撮影会となりました。めちゃめちゃかっこいいデザインで感動。
撮影会ならではのアングルで。ほんとよく似合うデザインですね…。
ラッピングも撮り放題。こんないい条件でじっくり撮れる機会もそうないと思うので、シャッター切りまくり。
7502Fの一押しポイントも色んなアングルで撮れました。ほんと青空によく映えるラッピングだなあと改めて実感。
7502Fの横には3503Fが大場幕で留置されていました。定期の大場行きは三島からの終車1本だけなので、これもなかなか貴重です。
さて、今回の撮影会ですが、7502Fだけでなくもう1つ注目ポイントがありまして…、
ED31形もパン上げで展示されていました。
なかなか撮る機会に恵まれず、これが初撮影となりました。展示していただけるだけでもありがたいのですが、今回はなんと…、
運転台の見学もさせていただけました…!なんて贅沢な…。
職員の方に説明していただきながらじっくりと見学。運転台が横向きなので、前進・後進ではなく、右進・左進になっているとのこと。
あとは運転席から7502Fを撮ってみたり。とっても貴重な経験になりました。
7502FとED31でもう大満足状態でしたが、個人的にもう1つ気になることがありまして、それがピットにいるはずの「あの車両」。ピット内部は入れませんので、手前から中を見てみると…、
そう、現在入場中の「HAPPY PARTY TRAIN」こと3506Fです。このツアーのお誘いをいただいた時、もしかしたら入場中の姿が見られるんじゃないかと密かに期待していたのですが、予想以上に「入場中」な姿を見ることができました。
ヘッドマークのない姿もなかなかに新鮮ですが、連結器も外された状態になっていました。
ラッピング継続が既に発表されていますので、このままの状態で検査を受けることになった3506F。まさか作業中の姿が見られるとは…、感激です。
バラされた状態の台車も見ることができました。
で、ちょっと話は逸れますが…、
ピット内にあったほうきとちりとり。ちりとりが3000系カラーになっていました。
なかなか工場内に入れる機会もないので、車両以外の景色も撮影。
パンタグラフと車輪。
もう1両のED31形と、車両工場名物 クーラーの山。
夢中でシャッター切りまくっているうちに、撮影会も終盤へ。
伊豆長岡幕&ようちか&かなまり&うちっちーで〆。この日一番の盛り上がりでした…w
この後は記念撮影を行い、撮影会が終了。もう本当に大満足の撮影会でした。
撮影会の後はいよいよ貸切運行。大場工場を後にして、大場駅へと向かいます。
程なくして、大場工場から7502Fが出区。撮影会で取り付けられたヘッドマークは、大人の事情で本線上での取り付けができないとのことで、いつものヘッドマークに戻っていました。
一番後ろの車両から車内に乗り込み、いよいよ貸切電車の旅がスタート。大場駅発車と同時に、車内スピーカーから「HAPPY PARTY TRAIN」が流れ始め、もうこの時点でテンションMax。イントロとともに7502Fはどんどん加速していき、一路修善寺を目指します。
大場を出た貸切列車は、原木をすっ飛ばし、韮山で対向列車と交換し、伊豆長岡駅の1番線に滑り込みます。営業列車が1番線に入ることはありませんので、なかなか貴重な体験になりました。
ここで10数分停車するとのことで、車内を散策。
ラブライブラッピング車両の貸切ということで、車内の至る所にグッズが並べられています。車内にフィギュアを並べられるのも貸切列車ならではですね。
いずっぱこと言えばHAPPY PARTY TRAIN、ということでHPTのフィギュアも大集合。手前には3506FのBトレも。
こちらは歴代のライブのBDとパンフレット。もはや博物館状態です。
「Over the Rainbow号」の貸切ということで、映画のポスターや思い出のシーンの展示も。
そしてこちらは圧巻の「まちあるき缶バッジ」大集合。すごすぎる…。
網棚の上には寝そべりも。全体的にダイヤさん要素が多かった気がするのはやはり主催者の方の趣味でしょうか…??
そうこうしているうちに、列車は修善寺駅に到着。営業列車は早朝の1本しか使用しない1番線に入線しました。しばらく停車するとのことだったので、ここで昼食。
「団体」表示も回収。
一番前のドアが開いていたので、ラッピングと車内のフィギュアを絡めてみたり、
引退の迫る185系をバックにフィギュアを撮ってみたり、
Saint Snowと185系を絡めてみたり。こんなんでも185系ってわかるあたり、ストライプ塗装は有能だなあと改めて実感。
そうこうしているうちに復路の発車時間に。修善寺を発った列車は、一路三島を目指します。車内ではAqoursの楽曲はもちろん、Saint Snowの曲も流される神セトリが繰り広げられており、本当に贅沢な空間でした。
復路も往路と同様に途中駅で対向列車と交換しながら走っていくわけですが、回送を含めて全営業列車が停車する伊豆長岡を通過するというまさかの展開にびっくり。貸切列車ならではの超貴重な体験でした。
そして列車は三島田町駅の3番線に入り、対向列車と後続の踊り子114号、そして普通列車を1本待避します。この停車中に流れた「Brightest Melody」が本当に忘れられないです…。三島田町駅発車後は映画のフィナーレを飾った「Next Sparkling」が流れ、いよいよ旅の終わり。主催者の方の挨拶と到着後の案内があり、三島駅7番線に到着。まるで1つのライブのような貸切列車の旅が幕を閉じました。
三島駅到着後は流れ解散とのことだったので、主催者の方と運転士さんにお礼を言って改札の外へ。
今回の貸切は乗車証として、撮影会で使用したヘッドマークのデザインをしたバッジが配布されました。本当に素敵なデザインなんでめっちゃ嬉しいです、大事にします。
さて、「Over the Rainbow号」を貸し切るという今回の企画でしたが、ラッピング終了前に本当に素晴らしい思い出ができたなと思います。こんなにも素晴らしい旅を企画してくださった主催者の皆様、そして伊豆箱根鉄道の皆様に、この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!超楽しかったです!
三島駅の改札を出た後は、のっぽパンを大量に買い込み、JRのホームに向かいます。
4034M 特急 踊り子114号 東京 185系C1編成 三島
ちょうどいい時間だったので、踊り子114号の入線シーンを撮影。駿豆線とJR線の連絡線の配置の関係で、ホームがえぐられた形になっている三島駅の1番線。このえぐられた部分が役立つ場面を撮りたかったんで、ちょうどよかったです。
で、このまま踊り子に乗って東京へ…、ではなく、駿豆線に飛び乗ってもう一度修善寺へ。
お目当てはこれ。8087M運転日限定の185系修善寺停泊です。踊り子117号で下ってきた編成が、翌日の踊り子102号まで4番線に停泊するのですが、踊り子幕のまま留置されるということで、こりゃ撮りたいと思い回収。土曜日に来られる機会はあんまりなさそうなので、ちょうどよかったです。
98レ 普通 三島 3000系3504F 修善寺
最後はアパマンショップ号のバルブで〆。3504Fに始まり3504Fに終わった、2日間の旅でした。
この後は3501Fに乗って修善寺を後にし、東京に帰還。本当にめちゃくちゃ充実した2日間でした。
以上です。