れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

8/4 8152レなど

昨日分です。

 

昨日はまたまた鶴見線界隈へ。その前に…、

 

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3029レ 快速急行 小田原  1059×4+1254×6 新宿

 

やって来たのは小田急新宿駅。ベルニナ塗装の1000形が快速急行幕で登場です。ダイヤ乱れとか車両不足とかそういうわけではなく、令和元年台風第19号で被害を受けた箱根登山鉄道の全線運転再開を記念して、8月1日から31日までの間「赤い1000形車両」を小田急線全線で運転することになったのです。7月6日に行われた試運転はこの特別運行のための試運転だったようですね。

 

1ヶ月間ほぼ毎日運転されるとのことなので、赤1000はまた後日。昼飯を食いつつ鶴見線界隈へと移動します。

 

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やって来たのは扇町駅。7月16日にも訪れましたが、なんか晴れてるんだか曇ってるんだかよくわかんない天気だったのでリベンジマッチです。長かった梅雨も明けまして、久々に晴天下での撮影、やっぱりいいもんですね。

 

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お目当てはもちろんリニア中央新幹線の残土輸送です。

 

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8152レ EF65 2127+コキ 扇町

 

程なくして8152列車が到着。牽引機はEF65 2127、今ではすっかり貴重な広島更新色の機関車です。関西運用前に軽く一仕事、といったところでしょうか。

 

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今回もじっくりと入換を観察。当然ですが、前回訪れた時と作業の流れは同じです。

 

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水色の車体色が実に美しいです。

 

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 この位置で停車しまして…、

 

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隣の編成へ。

 

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三井埠頭方面に押し込みます。こちら側の前照灯がつきっぱなしだったので、なかなかいい絵が撮れました。

 

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2127号機と言えばカラシ色の貫通扉がトレードマークですが、この赤いJRFマークも特徴の1つです。JRFマークの省略が始まる直前に出場したからよかったものの、もう少し検査時期が遅かったらのロゴも省略されていたのでしょうか…?

 

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三井埠頭専用線に停車中の2127号機。このあと貨車から切り離され、再び扇町の駅の方へと向かいます。

 

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EF65最後の広島更新色となった2127号機。この機関車、元を辿ると新製配備は下関で、2001年にJR貨物に売却されたという経歴を持ちます。JR貨物岡山機関区所属となった同機は、2003年に広島車両所で更新工事を受けまして、この広島更新色と呼ばれる塗装を纏うことになります。ただし、当時は現在のような鮮やかなスカイブルーではなく、少し暗めのディープブルーと呼ばれる車体色だったため、若干印象が異なります。

 

その後、2008年に高崎機関区に転属となり、2010年には大宮車両所で全般検査を受けています。大宮で検査を行うわけですから、大宮更新色で出場しても何ら不思議ではありません。事実、似たような経歴を持つ2093号機は、2008年の全般検査で大宮更新色に塗り替えられています。

 

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それでも2127号機が大宮更新色になることはありませんでした。2017年には更新後2度目の全般検査を受けていますが、この時も広島更新色を維持したまま出場。そして現在に至るというわけです。真相はわかりませんけれども、敢えてこの塗装を残してくれていると思うことにします。

 

さて、この後は鶴見線に乗って扇町を後にします。

 

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電車を待っている間に鶴見線名物(?)の猫を観察。

 

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暑いからか、日陰で昼寝中でした。

 

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猫もさすがにこの暑さでは日陰を選ぶようです。

 

で、電車に揺られること十数分…、

 

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やって来たのは浅野駅です。左側のホームが鶴見線の本線、右側は海芝浦支線と呼ばれる支線のホームです。前回の訪問で唯一乗ることのできなかった海芝浦支線、この支線もなかなかにクセが強いです。

 

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日が差すとこんな感じ。なかなかにレトロな雰囲気の漂うホームです。

 

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そして、やたらとホームが曲がっています。これだけ曲がっていると、そこらの駅の「電車とホームの間が広く開いている」レベルではなく、体がすっぽりと落ちるレベルの隙間が空きます。油断しているとマジで危ないです。

 

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構内踏切から鶴見方を望みます。この先で本線と合流しています。右側にチラっと見えているのが本線のホームです。

 

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程なくして海芝浦行きの電車が入線。大川支線の分岐駅、武蔵白石駅は曲線が急過ぎて20m級車両だとホームに干渉してしまうために止む無くホームを撤去しましたが、浅野駅はなんとか20m級車両でも干渉することなく停車できるようです。

 

この電車に乗りまして、海芝浦支線の終点、海芝浦駅へと向かいます。

 

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あっという間に到着。これで鶴見線は完乗です。

 

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駅名からなんとなく察しがつくと思いますが、この海芝浦駅は東芝エネルギーシステムズの事業所と隣接しています。隣接しているというか、ここから左に振り向くと東芝エネルギーシステムズのゲートがあります。そんな特殊な駅ということで、もう有名な話なので改めて書くこともないとは思いますが、一般の乗客は駅の外に出ることができません。また、事業所を撮影することも禁止です。当たり前です。

 

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そんな特殊な駅ですが、ホームから海を写真に収めることは問題ないそうです。東京ガスの扇島工場と、大黒埠頭と扇島を結ぶ鶴見つばさ橋が見えます。

 

 

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右に目を移すと横浜ベイブリッジも見えます。夕暮れ時もなかなか綺麗だったのですが、朝焼けの時間帯や夜に訪れるのもなかなかよさげな感じがします。

 

さて、一般の乗客は駅の外に出ることができないと書きましたが、

 

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実は階段を降りた正面に海芝公園という公園がありまして、ここは一般の人でも立ち入ることができます。公園ではあるんですけど、東芝が所有地を開放してくれているという形なので、写真撮影に関するルールは駅構内と同じです。

 

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公園内はこんな感じ。細い一本道が奥の方まで続いています。緑が綺麗です。

 

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このような看板も設置されていました。ベンチもいくつかありますので、ちょっと癒されたいって時にはいいかもしれません。

 

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…、とまあこんな特殊な駅なんですが、海に一番近い駅ということで関東の駅百選に認定されています。

 

夜景も見たかったのですが、腹も減ってきたのでここらで撤収しました。今度は別の時間帯に訪れようと思います。

 

以上です。