れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

9/15 配9531-9532・ロンチキC編成入換作業

火曜日の分です。

 

この日はお休みだったので、近場で色々と撮ってきました。まずは東大宮操へ。

 

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配9531 EF64 1051+ホキ9車 東大宮

 

着発線に滑り込んできたのはEF64とホキ…。

 

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連結されているのは宇都宮配給でおなじみ、尾久のホキ。長野行きの配給ということで、残念ながら廃車となるようです。

 

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機関車が切り離されまして、機回しがスタート。ところで、機関車をよーく見ると…、

 

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なんとなんと長岡のEF64 1051。10日の浦佐越後川口工臨返空から11日の新津工臨返空(新津→高崎操)と流れまして、14日に単機で高崎から尾久へ。そしてこの日の配給に充当となりました。昔のフォルダを漁ってみたんですが、動いている姿を見たのは実に6年ぶりのようです…。

 

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反対側に機関車が連結されまして、機回しが完了。

 

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長岡のEF64と尾久のホキ、この手の配給くらいでしか実現しない組み合わせですね。なかなか貴重だと思います。

 

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思ったより早く作業が終わったので、陸橋に上がってホキを観察。『臨時工事列車 Vol.2』にこの写真を使いたかったなあ…、と。

 

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今回長野送りとなったホキは、ホキ1730・1546・1473・1156・1547・1143・1463・1378・1467の9両。中にはまだまだ綺麗な車両もありましたが、使う機会がないんじゃあ仕方がありません。

 

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これで残りが36両となった尾久のホキ。単純計算だとあと4回くらいこの手の配給が走ることになりそうですが、果たして全滅はいつになるのやら…。

 

せっかく9両もつながっているんだから編成撮りも…、と思ったのですが、なんだかどっちつかずの天気だったのでここで終了。もう1つのお目当ての元へ移動します。

 

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やって来たのは越中島貨物駅。ロンチキA編成にチキ6052が連結されていました。7月31日に長らくユニットを組んでいたチキ6016が高崎に回送されまして、動向が注目されていた(?)チキ6052。8月には予備車のチキ6355とユニットを組んだりしていましたが、現在は入換時に作業係員が乗る控車として使われているようです。

 

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その前にはイヌ君スイッチャーの重連。程なくして、引上線に向けて出発していきました。

 

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そして着発線にDE10が到着。単機に見えますが、ちゃんと後ろに貨車が付いています。

 

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振り向くと、カーブの先からロンチキA編成が登場。この日の夜発送、小田原工臨(浜北=8)です。

 

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引上線からスイッチャーに推進され、着発線に据え付けられます。

 

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渡り線の奥まで押し込みまして…、

 

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ロンチキを切り離し、渡り線の手前まで戻ってきます。

 

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再び進行方向を変え、向かって左の線路に転線します。控車のチキ6052に作業係員の方が乗っている様子が確認できると思います。この後、DE10が新小岩から持ってきた貨車と連結しまして…、

 

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再び引上線へと向かっていきます。後ろに連結されているのはロンチキC編成5車。いわゆる「半ロンチキ」ってやつです(半分じゃないですけど)。12日に発送された東鷲宮工臨返空になります。

 

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振り返ってもう1枚。引上線へと去っていきます。

 

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スイッチャーが引上線に向かったところで、門型クレーンの方に目をやると、東鷲宮工臨に使用されなかったロンチキC編成の残りの8車が留置されていました。ここからロンチキC編成5車を10車に組み替える作業が始まります。

 

鷲宮工臨に使用された貨車はロンチキC編成13車のうちの2・3・6・9・10号車の5車。残りの8両は、引上線側から見て4・12・1・5・7・8・11・13号車の順番で留置されています。これを、12・1・3・4・5・6・7・8・11・13号車の10車と、2・9・10号車の3車に組み替えていきます。

 

※車両の特徴をわかりやすくするため、エプロン車の12・13号車は(E)、中央締結車の6号車は(中)、照明用発電機を積んでいる5号車は(電)の記号を付けて記載します。

 

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まず、向かって右側の線路に2・3・6(中)・9・10号車の5車(東鷲宮工臨で使った貨車)を押し込み、2・3号車6(中)・9・10号車を切り離します。2・3号車のみを引上線に引き出し、今度は向かって左側の線路へ押し込み、留置されていた8車(東鷲宮工臨で使われなかった貨車)と連結します。

 

これで、向かって左側に2・3・4・12(E)・1・5(電)・7・8・11・13号車、右側に6(中)・9・10号車がいる状態になります。向かって左側の10車を引き出したシーンが上の写真になります。

 

 

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ここで10車全てを引上線に持ってくるわけではなく、ポイントの手前で5(電)号車7号車の間を切り離します。これで、引上線に2・3・4・12(E)・1・5号車、向かって左側の線路に7・8・11・13(E)号車、右側の線路に6(中)・9・10号車がいる状態になります。

 

 

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続いて、引上線に引き出されてきた6車を向かって右側の線路へ押し込みます。一旦右側の線路に留置されている6(中)・9・10号車と連結しますが…、

 

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引上線に引き出すのは6(中)号車のみ。残りの9・10号車は向かって右側の線路に留置されたままです。これで、引上線に2・3・4・12(E)・1・5(電)・6(中)号車、向かって左側の線路に7・8・11・13(E)号車、右側の線路に9・10号車がいる状態になります。

 

 

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引上線の7車を向かって右側の線路に押し込みまして、向かって左側の線路に留置されている7・8・11・13(E)号車と連結。

 

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これで、向かって左側の線路に2・3・4・12(E)・1・5(電)・6(中)・7・8・11・13(E)号車が、向かって右側の線路に9・10号車がいる状態になります。

 

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続いて、スイッチャーが2号車のみを引上線に引き出していきます。よーく見るとスイッチャーの後ろにロンチキが1両くっついているのがおわかりいただけると思います。

 

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この2号車を向かって右側の線路に押し込み、9・10号車と連結します。これで、右側の線路には2・9・10号車がいる状態になりました。この3車こそが、ロンチキ10車を組成する際に外される車両なのです。特殊な機能が付いていない車両で、なおかつ編成全体のバランスが崩れないよう、必ずこの2・9・10号車を外すこととなっているのです。

 

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そんな2・9・10号車を向かって右側の線路に置き去りにし、スイッチャーは控車のチキ6052のみを連れて引上線に戻ってきます。

 

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今度は向かって左側の線路に入り、留置中の10車(3・4・12(E)・1・5(電)・6(中)・7・8・11・13(E)号車)と連結。

 

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10車全てを引上線に引き出して…、

 

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向かって右側の線路へ。留置中の2・9・10号車と連結します。この2・9・10号車も引上線に引き出しまして…、

 

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向かって左側の線路に押し込みます。

 

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順番こそ違いますが、ロンチキC編成13車が全てつながった状態になりました。手前から、3・4・12(E)・1・5(電)・6(中)・7・8・11・13(E)・2・9・10号車の順番です。10車を組成する際に使わない3車は、向かって左側の線路の奥の方へと押し込まれていきます。

 

これで使わない3車の始末は完了ですが、10車の方の順番がぐちゃぐちゃなので、最後は10車の順番を修正する作業が行われます。

 

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まずは、上の写真の状態に編成を分割していきます。スイッチャーに連結されているのが3・4号車、その奥に12(E)・1号車、さらに奥には5(電)・6(中)・7・8・11・13(E)号車、そして一番奥には2・9・10号車、という状態です。

 

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スイッチャーに連結された3・4号車は、向かって右側の線路のさらに右側へと押し込まれます。

 

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3・4号車を切り離し、控車のチキ6052のみを連れて引上線へ。今度は向かって左側の線路に入りまして…、

 

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お次は12(E)・1号車を引き出します。

 

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向かって右側の線路のさらに右側に留置された3・4号車に連結。ちなみに、奥に見えるレールの積まれたチキ4車は、16日に発送された新宿工臨のチキです。

 

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手前から12(E)・1・3・4号車の順番です。この4車を引上線に引き出し…、

 

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向かって左側の線路へ。5(電)・6(中)・7・8・11・13(E)号車と連結します。

 

これで手前から12(E)・1・3・4・5(電)・6(中)・7・8・11・13(E)号車の順番になりました。いつものロンチキ10車の組成順です。

 

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スイッチャーが切り離され、右側の線路へと帰っていきます。

 

これでロンチキ5車から10車への組換え作業が完了です。まるでパズルのような入換ですが、作業係員の方々がてきぱきと作業を進めていて、すげえなあと感動しっぱなしでした。運用の都合で毎回到着後すぐに作業を行うってわけでもないと思いますので、なかなかいいもんを見ることができました。

 

以上です。