昨日の分です。
昨日は不思議な砕石列車を追っかけてみました。まずは朝の白岡陸橋へ。余裕ぶっこいてギリギリに行ったらものすごい人だかりが出来ていて、めっちゃ焦りました。
異音確認の影響で15分ほど遅れてやって来ました、宇都宮タ発 川崎貨物行きの8574列車です。2019年5月以来、およそ1年半ぶりの運転となりました。牽引機は稼働中のPFの中で最若番となる2050号機、その後ろにはバラストの積まれたホキが4つ連なっています。JR貨物の機関車が積載ホキを牽引する、たいへんに珍しい列車です。
この後は8574列車の後を追うように南下しまして、尾久でちょろっと寄り道。
ホームに降りたらちょうど連結のタイミングでした。カヤ27を使用した「黒磯訓練」。この日はEF65が下り方に連結されました。
何とも奇妙な組み合わせです。
上り方は毎度おなじみEF81 139。カヤ27は貫通側の連結器が密着連結器になっていますので、機関車を繋ぐとなると必然的に双頭連結器を装備した機関車しか使用できなくなります。
試9531 EF65 1105+カヤ27+EF81 139 尾久
なんかごちゃごちゃしていますが、無理矢理編成写真を1枚撮って尾久からは撤収。この時点では特にトラブっている様子はなかったのですが、このあとカヤ27に不具合が生じたようで、結局この日の黒磯訓練は運休となったそうです。
で、さらに南下しまして、やって来たのは尻手駅。8574レの2発目を狙いますが…、
8574レ EF66 109+ホキ4車 尻手
どうやら下り列車が遅れていたようで撃沈。
新鶴見から牽引機が変わり、EF66 109が先頭に立ちました。8574列車でこの組み合わせは初めて見た気がします…。8574列車はここから川崎貨物へと向かい、JR貨物持ちの区間は終了となります。
で、この後は東高島へ先回り。千鳥橋踏切で撮ろうか迷ったのですが、天気が読めなかったので瑞穂大橋から。
単9780 DE11 2002 東高島
なんか変な時間に踏切が閉まったと思ったら、DE11が単機で登場。東急3000系の甲種を引っ張った帰り道のようです。DD200が着実に活躍の場を広げつつありますが、まだまだDE11が活躍するシーンも見られるようです。
工9931 EF65 1104+ホキ4車 東高島
そして本題が登場。川崎貨物発、東高島行きの工9931列車、私の仲間内では「川崎貨物工臨」なんて呼んでいる列車です。宇都宮タ~川崎貨物間はJR貨物が輸送を担いますが、川崎貨物からはJR東日本の機関車にバトンタッチしまして、目的地の東高島へと向かいます。実に不思議な輸送形態です。
8574レ区間は何度か撮影したことあるのですが、川崎貨物から先の区間はこれが初撮影。せっかくなので東高島到着後の入換も観察してきました。
鶴見方から進入してきた工9931列車は下り本線のこの位置に停車。
ビル群を背に佇むホキ。夕方にここへ来たのは初めてなのですが、なかなか絵になりますね。
で、踏切が閉まり入換がスタート。まずは推進で鶴見方面へ。1つ先の千鳥橋踏切の先まで来た道を戻ります。その後、ホキと機関車を一旦切り離しまして…、
PFが単機で登場。会社道踏切の桜木町方で停車し、一旦踏切が開きます。
再び踏切が閉まりまして、PFは再び鶴見方へ。今度はホキの脇を通り過ぎ、先程とは逆側に連結されます。要するに、構内をひろーく使った機回しってところです。
で、最後は推進で桜木町方面へ。
側線にホキを押し込みます。
ホキから機関車が切り離され、パン下げ。
これで一連の流れが終了となります。
宇都宮貨物ターミナル常備のホキが続々と廃車になっている現状を見ると、東高島にホキが入るのも今回が最後になってしまうかもしれないですね…。
ところで、
東高島駅構内の北側に架かっているこの橋。気になって調べてみたところ、かつて東神奈川駅まで延びていた貨物支線の廃線跡だそうです。この線路が生きていれば東高島拠点の東神奈川工臨なんて一瞬で片付くのですが、残念ながら半世紀以上前に廃止となっています。
最後に残ったこの鉄橋も、再開発により今年中に撤去されるとか。記録として1枚撮っておきました。
以上、不思議な砕石輸送列車の記録でした。