昨日分です。
3月12日の新津工臨返空をもって運行終了となった越中島貨物駅発着のチキ工臨。越中島貨物線の牽引機として使用されていた新小岩常駐のDE10も金曜日のうちに田端へと帰り、この土日は全く動きのない2日間となりました。
そして週が明けた3月15日、遂に尾久車両センター所属のキヤE195系の運用が開始されました。首都圏レール輸送新時代の幕開けです。
工8421D 東京RC送り込み キヤE195系ST-10編成 金町~新小岩信
まずは新金線で編成写真を1発。記念すべき初運用はST-10編成が充当されました。初運用と言ってもこれは越中島貨物駅への送り込みで、まだレールは積載されていません。
今まではチキが越中島貨物駅に常駐していましたが、キヤは検査や給油の都合もあってか、どうやら越中島貨物駅に常駐することはなく、必要に応じて田端から越中島貨物へと送り込まれるという体制になったようです。そして、この送り込みの列車も工臨扱いでの運転となるようです。
この後は越中島貨物駅へ。
越中島貨物駅に到着したST-10編成は積卸作業場に取り込まれ、早速レールを積み込んでいました。
チキもキヤも基本的な構造は変わらないので、積込作業自体は同じような手順で進められていました。
しばらくすると積込作業が中断され、クレーンが西側に移動。
今度は保線車への積み込みが始まりました。
ST-10編成の脇には役目を失った貨車がずらり。ちょうどチが3つ連なっているのが見えました。
キヤE195-1110をよく見てみると、レールを積むために積付具(主器)の上の部分が外されているのがわかります。外されていると言っても、こちらから見て手前側の固定を解除して、奥の方に押しやっているだけ。チキの場合は、主器の上の部分を完全に取り外さないとレールが積み込めなかったので、これはキヤ化で効率化(省力化)されたものの1つと言えるでしょう。
そうこうしているうちに保線車への積み込みが終了。
構内の西側へと移動していきます。順光で撮るとなかなかかっこいいものですね…。
そしてキヤへの積み込みが再開。クレーンの移動と共にキヤも少しだけ西側に移動。構内の移動は全て保守用車モードで行われるようで、移動中は前照灯と保守用車標識灯が点灯していました。
今度は2段目のレールが積み込まれていきます。
今から約4年前に更新されたこのクレーン。まるでキヤの導入を予見してたかのように、キヤへの積み込みが様になっています。色合い的にも相性抜群です。
程なくして2段目への積み込みが終わり、積付具の組み立てとレールの固定が行われていました。今までは締結器の他にロープでレールを固定していましたが、これからは青色のベルトを使用するようです。
これで作業終了。このあとST-14編成とST-9編成と併結して、貨車置き場の方へと移動していったようです。
留置中のST-14編成とST-9編成。こちらの2編成にも既にレールが積み込まれており、あとは発送を待つのみとなっています。
これで越中島貨物駅からは撤収しました。
遂に運用が始まった尾久車両センターのキヤE195系、これからの活躍が楽しみですね。