れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

再会 OM08編成

 

om08amagi.hatenablog.com

 

185系OM08編成

 

2012年2月から2015年2月までの3年間にわたり、157系風のいわゆる「国鉄特急色」を纏った唯一の185系です。

 

2023年2月18日に長野総合車両センターで最後の1両となったサロ185-214に別れを告げ、この特別な編成との物語は終わる…、はずでした。

 


 

事の発端はまたしても10年来の知人からのLINEでした。彼は定期的に私の人生における重大な情報を提供してきます。送られてきたリンクを開くとそこには「鉄道古物オークション」の文字がありました。

 

一昔前は車両基地等のイベント会場でよく見かけた鉄道部品などのオークションですが、コロナ渦で無料イベントが減少したこともあってか、現在はJRE MALLなどでのネットオークションが主流となっているようです。

 

これまで撮り鉄をメインに活動してきたもので、正直なところ鉄道部品にそこまで興味はなかったのですが、出品商品一覧に目をやるととんでもないものが目に飛び込んできました。OM08編成の編成番号札です。

 

おそらく一生に一度のチャンス、金に糸目をつける理由はありません。人生初のネットオークションに挑みました。

 

そして迎えた入札期間最終日。ラストスパートと言わんばかりの値段の跳ね上がり方に冷や汗をかきつつもどうにか最高額入札をキープし続け、無事に落札に成功しました。

 


 

激闘からおよそ半月、遂にOM08編成との再会の時が訪れます。

 

段ボール箱が届きました。一眼で段ボール箱を真剣に撮影したのは初めてです。

 

開けると厳重に梱包された白いプレートが。この時点で既に号泣しています。

 

 

185系OM08編成の編成番号札です。あのOM08編成の運転台に掲げられていた編成番号札です。

 

なぜ自分の手元にあるのか未だに理解ができません。いくらオークションで落札したとはいえ、こんなにも貴重なもの一個人が所有していいものなのかと今でも疑問に思います。

 

ということで、自宅の模型と並べて撮影会を開催。左からラウンドハウス 185系200番台 国鉄特急色タイプ、TOMIX JR 185-200系特急電車(国鉄特急色)セット、天賞堂 185系200番代『157系リバイバル国鉄特急色7両セットです。

 

本当に贅沢な光景です。実車は姿を消しましたが、模型の世界では永遠に不滅です。

 


 

あの日大宮駅で初めて見た姿に衝撃を受け、運用とにらめっこしながら、コンデジ片手に何度も撮影に出向いたOM08編成。そんな特別な編成が存在した証である編成番号札を手に入れることができました。

 

一生大切にします。

 

2024/2/26 9294レ・工7232D

2月26日の撮影分です。

 

今年に入ってから越中島貨物駅に行っていないことに気付いたので、2ヶ月ぶりに行ってきました。

 

まずは全景を。

 

定尺キヤが6本とTMC400A 30、奥にはTMC500Wの姿も確認できました。

 

※入換 TMC400A 30+チキ6車 越中島貨物

 

程なくしてチキ車の入換がスタート。久々に黄色い30号機が動いているところを見ることができました。後ろのチキ6車は交検ではなく仙台埠頭への回送。越中島チキによる仙台埠頭発送もすっかり定番化した感があります。

 

推進で着発線へ。奥にはDD200-2の姿も見えます。

 

越中島貨物線にDD200が入るようになってまもなく1年、こちらもすっかり見慣れた感があります。

 

TMC400A 30は単機で戻っていきました。

 

この後は昼食を挟んで再びしおかぜ橋へ。

 

※入換(東神奈川工臨) キヤE195系ST-23編成 越中島貨物

 

午後発送の東神奈川工臨。末っ子のST-23編成が2回目となる単独運用に就きました。

 

ST-6+ST-7が上京しているからなのか、そもそもユニット固定という概念がなくなっているのかわかりませんが、ST-11・ST-12・ST-22・ST-23共々バラバラでの運用が続いています。

 

最近は小牛田車の話題で持ち切りでしたが、尾久車の方も依然として注視していきたいところです。

 

以上です。

 

2024/1/28 国分寺工臨

28日の撮影分です。

 

2024年に入ってから連日話題の絶えないキヤE195系。この日も撮らねばならない案件が発生したので、深夜の国立駅へ。

 

工9941D 国分寺工臨  キヤE195系ST-7+ST-6編成 国立

 

やって来たのは昨年8月30日以来の発送となった国分寺工臨。編成はST-7+ST-6編成、小牛田キヤの貸出運用第2弾です。

 

小牛田車充当も言うまでもなく大きなポイントですが、もう1つ特筆すべき点がありまして、それが先頭のST-7編成。発送ですがレールを積んでいません。

 

キヤ工臨初期の頃から稀に行われている空車連結の発送。チキ車時代にも疎開や回送を目的として行われていましたが、キヤ工臨の事例を見ているとどうも車両運用上の都合で発送に空車が連結されることがあるようです。

 

今回は積み荷は60Kレール20本。この量であればわざわざ2編成に分ける必要はありませんので、このような形態になったのだと思われます。

 

さて、この後は花沢橋へ。

 

工9924D 国分寺工臨返空  キヤE195系ST-6+ST-7編成 西国分寺国分寺

 

折り返してきたキヤをもう1発。国分寺工臨といえばこのアングルでしょうと勝手に思い込んでおります。

 

いつもであればこれで撤収するのですが、せっかくなのでこの日は保守基地に入るところまで観察することにしました。

 

国分寺駅に到着したキヤは保守用車モードで上り方にゆっくりと移動していきます。

 

しばらく進んだところで折り返し、保守基地に入線します。

 

保守用車標識灯を煌々と光らせながらゆっくりと進んでいきます。

 

 

この位置で停車しまして、入換が終了。後日レールの取卸しが行われ、返却という流れになります。

 

小牛田キヤの出張やST-23編成の単独運用など話題が絶えなかった1月。最後もなかなか面白いものを見ることができました。

 

以上です。

 

2024/1/26 岩舟工臨返空

26日の撮影分です。

 

キヤE195系を追いかけている上でどうしても撮らねばならない案件が発生したので、新幹線で高崎へ。

 

少し早く着いたのでホームから留置線を観察。EF65 501と12系が連結していました。このあとこの編成の撮影会が行われたようですが………。

 

まあそれはさておき、こういった駅に来たらキヤ用の停目を探して撮影するのがマナーです。まずは8番線の停目。高崎支社は水戸支社同様に「工」と表記されたものが設置されています。

 

7番線側にも設置されていました。8番線側のものと規格が違いますね…。

 

 

で、ここから少し移動しまして…、

 

工9848D 岩舟工臨返空  キヤE195系ST-23編成 倉賀野~新町

 

25日に発送された両毛線向け工臨返空を。充当されたのは末っ子のST-23編成。キヤ工臨運行開始から2年と10ヶ月、これが初めての単独運用となりました。これを以ってキヤE195系全編成が単独での運用入りを果たしたことになります。2024年に入ってからも話題が尽きませんね。

 

以上です。

 

2024/1/15-16 新宿工臨

15日から16日にかけての撮影分です。

 

この日は久々に新小岩信号場へ。

 

工臨の発着番線が7番線になってからはすっかりご無沙汰な新小岩。午後便のキヤとEF65 2066が停車していました。ところでこのキヤなんですが…、

 

 

ST-7+ST-6編成、5日に小牛田からやって来た定尺キヤです。10日に東京レールセンターへ送り込まれましてレールの積み込みを行い、15日の午後便での発送となりました。

 

前代未聞の小牛田車による東京レールセンター発送ですが、他の編成の動向等を見ている限りでは検査による編成不足を賄うための措置ではないかと思われます。15日にST-8編成が出場したものの、この時点ではST-9・ST-10編成が入場中。ハンドル訓練等もありほぼほぼフル稼働のような状態になっていたので、小牛田のキヤがピンチヒッターとしてやって来たのではないでしょうか。冬季は東北地区の工臨がほとんど走りませんので、今後も検査が重なればこのような貸し出しが定番化するかもしれませんね。

 

さて、せっかく新小岩に来たということで、先日全廃(一部譲渡)となった越中島貨物駅常備のホキとともに1枚。砕石輸送にもいよいよ新時代が訪れようとしています。

 

工9326D 新宿工臨  キヤE195系ST-7+ST-6編成 新小岩

 

ということで、午後発送の新宿工臨です。小牛田キヤの貸出運用1発目は東京支社向けのレール輸送となりました。新小岩信号場に佇む小牛田車。間違いなくキヤ工臨の歴史に残るシーンです。

 

 

いつまでも見ていたいところですが、発車は見送らずに金町に先回り。幾度となく夜発送を撮った駅ですが、ホームドアの準備工事が行われておりまして、当時と比べると随分と撮りにくくなっていました。

 

工9326D 新宿工臨  キヤE195系ST-7+ST-6編成 金町

 

程なくして新金線からキヤが到着。わざわざこんな暗い切り位置で撮っているのは理由がありまして…、

 

ここで折り返します。

 

チキ車時代の新宿工臨は金町から常磐線を下って馬橋から短絡線経由で武蔵野線に入り…、といったルートでの運行でしたが、キヤになってからは経路が大幅に変更されまして、金町で折り返して田端操車場へと向かいます。田端からは山手着発線に向かい、そのまま山手貨物線を上って新宿へ。機回し不要のキヤだからこそ実現できた、実にスマートな経路です。

 

ここでは5971列車との並びも見られました。あまりの暗さになかなか難儀しましたが、辛うじて仙ココの文字が読めるのでヨシとします。

 

 

さて、一通り記録はしたのでこれにて撤収…、でもよかったのですが、せっかくの機会なので新宿に宿を確保しまして…、

 

工9340D 新宿工臨  キヤE195系ST-7+ST-6編成 池袋~新宿

 

新宿大ガードでもう1発撮ってみました。昨年品川工臨で同じような写真を撮りましたが、品川工臨は新宿通過、対して新宿工臨は当然新宿が終着駅なのでかなり低速で通過します。撮影条件としては圧倒的に新宿工臨の方がいいわけです。

 

加えて今回は2編成併結。これは前回とは違った絵ですね。

 

小牛田車ってのはわからないですが、この絵がほしかったのでわざわざ来てみた次第です…、と思っていたのですが、拡大したら普通に車番読めました。最近のカメラの高感度耐性には驚かされるばかりです…。

 

さらに今回は北入行きなので、新宿駅で折り返してもう1回大ガードに帰ってきます。色々模索しましたがこれが限界でした。

 

 

これで新宿工臨の追っかけは終了。宿で仮眠しまして…、

 

翌朝は北入の保線基地が見える西武新宿駅へ。ちょうど見やすいところに留置されていました。

 

 

小牛田キヤと山手線のコラボ。新宿工臨ならではの光景です。

 

このあとレールの取卸しが行われまして、20日に田端へと返却されました。半ば無理矢理な行程ではありましたが、歴史的な光景を記録することができて何よりでした。

 

以上です。