れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

9/16 伊豆箱根鉄道

先週の木曜日の分になります。

 

9月10日に引き続き、Over the Rainbow号の最後を見届けるべく駿豆線に行ってきました。運行最終日となる9月20日には行けないことがわかっていたので、自分にとってはこれがOver the Rainbow号を撮れる最後の機会となりました。

 


 

いつものように電車を乗り継ぎまして、まずは伊豆長岡と田京の間の直線からスタート。

 

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この区間は線路と道路の距離が離れているので、側面から思いっきり流してみました。ここまで思いっ切り窓にラッピングしても車内からは外が見えるという。改めてすごいなと思います。

 

このまま伊豆長岡駅まで移動しまして…、

 

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ここでは3501Fとの離合を。駿豆線開業120周年で江ノ電カラー 軌道線カラーに塗り替えられた編成と、4年ほど前にいきなり金色の顔になった編成、まさしく異色の組み合わせです。

 

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ところで、今でこそ江ノ電みたいな色をしている3501Fですが、かつてはこの編成もラブライブラッピングを纏っていました。2016年4月27日から運行を開始した3501Fの初代ラブライブラッピング電車。翌年の4月8日からは3506Fの「HAPPY PARTY TRAIN」が運行を開始し、駿豆線ラブライブラッピング2編成体制となりました。

 

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その後は2018年4月1日に3501Fのラッピングが終了しまして、ラブライブラッピング電車は1編成のみとなりますが、同年の12月13日から7502Fの「Over the Rainbow号」が運行を開始し、再び2編成体制となります。

 

そして2021年9月20日Over the Rainbow号運行終了により、ラブライブラッピング電車は再び1編成体制へと戻るわけです。電車がこれ以上増えることは今のところなさそうですが、バスの方は未だに増殖を続けているところが実に恐ろしいです。

 

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さて、伊豆長岡駅に戻って電車に乗るのですが、踊り子号の案内板が更新されていることに気付いたので1枚撮っておきました。

 

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こちらが従来の案内板。3月のダイヤ改正駿豆線内に直通する踊り子号にもE257系が投入されて全車指定席となったため、駿豆線内にも特急料金が設定されました(一律200円)。また、日曜限定の踊り子102号(と土曜限定の117号)が廃止となっています。

 

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さて、お次はそんな踊り子号との並びを。

 

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本来であればOver the Rainbow号は2020年3月で運行を終了していたわけですから、E257系との組み合わせはラッピング期間延長によって実現した光景というわけです。

 

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思い返せば、1度目のラストランヘッドマークの時はまだ185系がバリバリ現役だったんですよね…。まさか右の方が先にラストランを迎えるとは。

 

この後は一気に三島広小路まで上りまして…、

 

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源兵衛川で1枚。普段は石や板の上を通って川の中を歩けるみたいなのですが、増水でそれどころではありませんでした。

 

さて、この後は少し時間が空くので沼津駅へ。

 

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久々の撮りバスです。まずは東海バス3号車。Guilty Kiss仕様の回送表示でした。

 

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続いて伊豆箱根バス2号車。伊豆箱根バスの方は現在も運用変更が続いているようで、どのバスに会えるかはまさに運次第。それもそれで楽しいですよね。

 

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そして東海バス2号車が登場。

 

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このバスも気付けば運行開始から4年半が経過しているわけですが、一向にラッピングが解除される気配がありません。果たしていつまで走ってくれるのでしょうか…?

 

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ちなみに駅前の雄大 SUN!SUN! サンシャインCafeは臨時休業中。また活気が戻る日が来てほしいものですね…。

 

この後は再び駿豆線に戻り、Over the Rainbow号撮影の仕上げです。

 

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まずは三島広小路駅に入線してくるところを1枚。だいぶ暗くなってきたので、前照灯が点灯していました。

 

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三島からの折り返しも三島広小路駅で。踏切の明かりがいい仕事をしてくれました。

 

で、夕飯を挟んで大場駅へ。

 

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110レ 普通 三島  7000系7502F 大場

 

先日の修善寺バルブに引き続き、大場バルブもロービームで撮ることができました。

 

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ところで、今までは三島田町駅に設置されていたAZALEAのパネルが大場駅に移動していました。どうやら駅係員配置時間の都合のようです。チラシを避けるように配置されているのがなんかいいですね。

 

さて、最後は三島駅へ戻りまして…。

 

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9番線に停車中のOver the Rainbow号を。これが最後の撮影です。

 

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その名の通り、虹のような車体色が美しかった「Over the Rainbow号」。あまりの晴れなさに心が折れかけたり、貸切運転に参加させていただいたりと思い出深い編成ですが、これで本当にお別れです。姿が見えなくなるまで見届け、帰路につきました。

 

近いうちにOver the Rainbow号の今までの写真をまとめた記事を1本書きたいなと思っています。この記事はここでおしまいです。

 

 

さよなら Over the Rainbow

 

9/10 伊豆箱根鉄道

先々週の金曜日の分になります。

 

2018年12月13日から運行を開始した伊豆箱根鉄道3代目ラブライブラッピング「Over the Rainbow号」。当初の予定では2020年3月29日をもって運行終了となる予定でしたが、感染症拡大防止の観点からラッピング期間が延長されていました。

 

それから1年半ほどが経ちまして、遂に当初の運行予定期間よりも延長期間の方が長くなっていたわけですが、2021年8月12日に伊豆箱根鉄道より延長運行終了の発表がありまして、いよいよ本当のラストランを迎えることとなったのでした。

 

 

そんなわけで、最後を見届けるべく約1年ぶりに伊豆箱根鉄道駿豆線を訪問しました。

 

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まずは三島駅で「Over the Rainbow号」と久々の対面。ド派手な外観は相変わらずですが…、

 

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9月1日より「ありがとう Over the Rainbow号」ヘッドマークが掲出されています。最後の最後で全員集合、フィナーレに相応しいヘッドマークです。

 

で、この後はバスを撮ったりして日没を待ち、夜の修善寺駅へ。

 

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114レ 普通 三島  3000系3505F 修善寺

まずロービームで撮れたのは3505F。ラッピングなしのすっぴん状態でした。

 

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122レ 普通 三島  7000系7502F 修善寺

 

そして大本命の7502F。無事にロービームで撮ることができました。

 

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この日は修善寺バルブが目当てだったのでこれで撤収。無事に撮れてなによりでした。

 

以上です。

 

8/19 1548Mなど

先月の19日の分です。随分と日が経ってしまいました。

 

EF65 1104を追いかけて長野に辿り着いた翌日、何も撮らずに帰るのも勿体ないので、色々と撮影してきました。

 

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やって来たのは長野電鉄朝陽駅の少し先…、なんですがなんかゲリラ豪雨が来そうだったので即撤退。

 

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善光寺下駅で少しだけ撮影して、長野駅に帰りました。営団地下鉄半蔵門線って感じですね。乗ったことないですけど。

 

一旦宿に戻り、〆に長野でバルブを。

 

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80レ EF64 1039+コキ 長野

 

まずは北長野からの80列車。中央西線不通の影響で長野地区に閉じ込められている1039号機がやって来ました。先日のダイヤ改正で遂に首都圏エリアから撤退した愛知機関区のEF64、久々に動いているところを見かけた気がします。

 

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349M 普通 妙高高原  115系S16編成 長野

 

続いて妙高高原行きの349M。先日引退したS16編成が充当されていました。3両のスカ色、豊田の115系を思い出しますね…。

 

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発車直前には1545Mとの並びも見られました。

 

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211系の方は折り返し9246Mとなり、松本に向かいます。中央西線不通の影響で運休となっている特急 しなのの救済便ということで、めちゃめちゃかっ飛ばします。

 

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1548M 普通 小淵沢  E127系A-6+A-12編成 長野

 

続いて超大本命、メインイベントの1548Mです。この色のE127系が撮りたくて撮りたくて仕方がなかったので大満足。超かっこいい。

 

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横からも1枚。このシンプルで無駄のないデザイン、最高です。

 

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608M 快速 しなのサンセット4号 上田  SR1系S101+S102編成 長野

 

E127系の写真をニコニコしながら見返していたら、SR1系に115系が被ってしまいました。まあいいや。

 

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2680M 普通 軽井沢  SR1系S201編成 長野

 

気を取り直して軽井沢行きの2680Mを。2年前に撮った時は115系の2連でしたが、SR1系の2連に置き換えられたようです。青いSR1系も赤いSR1系も初めて見ましたが、なかなかイカしたデザインですね。

 

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682M 普通 小諸  115系S10編成 長野

 

そして小諸行きの682M。

 

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※入換 115系S7編成 長野

 

〆にS7編成の入庫回送を。初代長野色の115系、これもなかなかカッコいいもんです。

 

 

撮れるものは一通り撮ったので、これにて撤収。新幹線で長野を後にしました。

 

以上です。

 

惜別 EF65 1104 後編

前編の続きです。

 


 

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2017.3.15  単9491 EF65 1104 金町~新小岩

 

2017年1発目の撮影は新小岩への単機回送でした。異様なまでに高い架線柱がいい味出しています。

 

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2017.3.15  工9563 大宮操工臨  EF65 1104+チチキ11車 新小岩信~金町

 

折り返しの大宮操工臨高砂で1104号機を撮ったのはこれが初めてだったようです。

 

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その約1週間後は北部仕業庫に佇む1104号機を、

 

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さらに2週間後には交番検査庫で検査中の1104号機の姿を見ることができました。

 

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2017.4.14  工9872 八王子・野辺山・南松本工臨返空  EF65 1104+チキ6車 金町~新小岩

 

続いて4月14日の八王子・野辺山・南松本工臨返空。田端操工臨のついでだったと思います。

 

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2017.5.12  工9543 大宮操工臨  EF65 1104+チチキ14車 新小岩信~金町

 

新金線で撮った写真が続きます。5月12日の大宮操工臨はチ・チキ合わせて14車の長編成。チキ5200形が1両も混ざっていないという編成美も加点要素です。

 

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大宮操から田端に帰ってきたところも撮影していました。北部仕業庫の中にはEF81 95。2エンド側の白髭が懐かしいです。

 

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2017.5.26  工9563 黒磯工臨(大南=7)  EF65 1104+ロンチキB編成13車 久喜

 

続いて5月26日の黒磯工臨。この頃のマイブームだった久喜B。この日はなかなかいい位置に停車しました。

 

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2017.7.20  工9964 国分寺工臨  EF65 1104+チチキ3車 八王子

 

しばらく間が空きまして、7月20日国分寺工臨。この時期はEF64牽引が続いていたので、久々のPF登板だったと記憶しています。

 

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2017.10.20  工9955 拝島工臨  EF65 1104+チチキ3車 八王子~北八王子

 

さらに間が空きまして、10月20日の拝島工臨。4年半ぶりの拝島行き短尺レール輸送だったそうですが、拝島工臨の運転頻度を考えればまあそんなもんかって感じですよね。

 

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さらに約1ヶ月後、第17回ふれあい鉄道フェスティバルに向かう道中で1104号機の入換を見ることができました。南亘り踏切を渡り、交検1番線に入ったようです。

 

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2017.12.28  工9771 逗子工臨(浜南=25)  EF65 1104+ロンチキA編成10車 大船

 

2017年ラストの撮影は12月27日発送の逗子工臨。この年は年末ギリギリまでロンチキの発送がありました。まずは大船で入線を撮りまして…、

 

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2017.12.28  工9772 逗子工臨(浜南=25)  EF65 1104+ロンチキA編成10車 東戸塚保土ヶ谷

 

現場も撮影。ちょこちょこロンチキ現場に行っていた時期ですが、1104号機は相性が悪いのかなんなのか、これが初めての現場での撮影となりました。この日の現場は横須賀線 東戸塚保土ヶ谷の上り線。猪久保トンネル近辺での取卸しでした。

 

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2017.12.28  工9767 逗子工臨返空(浜南=25)  EF65 1104+ロンチキA編成10車 鶴見~東高島

 

返空千鳥橋踏切で。この年から横浜支社ロンチキの回転駅が横浜羽沢から東高島に変更され、東高島界隈でもロンチキを撮影することができるようになりました。

 

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東高島での入換も撮影。空気が澄んでいて気持ちのいい朝だったと思います。たぶん。

 

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2018.2.14  工9393 品川工臨(大北=19)  EF65 1104+ロンチキB編成10車 浦和~大宮操

 

2018年1発目の撮影もロンチキ現場。今回は東北貨物線北行の浦和~大宮操間での取卸しでした。浦和駅を出たところから新浦和橋の手前あたりまでです。

 

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2018.3.30  工9486 東神奈川工臨(浜南=36)  EF65 1104+ロンチキA編成10車 八王子

 

続いて3月29日発送の東神奈川工臨

 

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この日は現場には行かず撤収したみたいです。

 

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2018.5.11  工9390 東大宮工臨  EF65 1104+チキ4車 西川口~川口

 

1104号機牽引の工臨で最も印象に残っているのがこの東大宮工臨。末期はすっかりおなじみの列車になりましたが、当時は異例中の異例だった東北貨物線本線上での定尺レール取卸し、その記念すべき1発目の牽引機に1104号機が充当されました。

 

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深夜のラブホ街のすぐ脇で行われる定尺レール取卸し。実にカオスな空間でしたが、投光器に照らされる1104号機の姿は最高にカッコよかったです。

 

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2018.6.2  工9964 国分寺工臨  EF65 1104+チチキ3車 国分寺

 

そして6月2日の国分寺工臨工臨の牽引機としてはこれが2018年ラストの撮影となりました。

 

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この日は高尾終が15分ほど遅れており、切り離し作業まで観察することができました。

 

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約3週間後に車体洗浄中の1104号機を撮影。これが2018年ラストの撮影となりました。

 

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2019.6.6  工9870 新鶴見工臨(八南=3)  EF65 1104+ロンチキA編成10車 西国分寺~新小平

 

2019年は工臨自体をあまり撮っておらず、1104号機の撮影はこの1回のみとなりました。暗過ぎて機関車の番号わからないですけどね…。自分にとっての越中島ロンチキの現場撮影はこの小平トンネルでの取卸しが最後となったわけですが、ラストに相応しい激エモ現場でした。

 

 

そして迎えた2020年、田端運転所のEF65は大きな転機を迎えることとなります。

 

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2020年9月10日、レール輸送用新型気動車キヤE195系の量産車が田端運転所へとやって来ました。第一陣の到着を南部機留区で静かに見守っていた1104号機、田端PF最後の砦であった工臨仕業にも終焉の2文字がちらつき始めます。

 

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この頃になると、外装の痛みも目立つようになってきました。

 

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2020.11.6  工9931 東高島工臨  EF65 1104+ホキ4車 東高島

 

続々とキヤE195系が送られてくる傍らで、1104号機は残された仕事を淡々とこなしていきます。11月6日には横浜支社向けの砕石輸送に登板。川崎貨物から東高島までの工9931列車のほか、約6年ぶりの運転となった東京貨物ターミナル回転のホキ工臨の牽引も務めました。

 

 

そして越中島チキ工臨ラストイヤーとなった2021年。1104号機は支社分割2本を含む7本の工臨を牽引しました。

 

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2021.1.12  工9543 大宮操工臨  EF65 1104+チキ4車 新小岩

 

そのうちの1本が1月12日の大宮操工臨。1104号機が最後に牽引した昼発送となりました。また、この翌週から新小岩信号所を発車するチキ工臨の番線が6番線から7番線に変更され、幾度となく見てきたこの光景もこれが最後の撮影となってしまいました。

 

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そして迎えた2021年3月5日。越中島貨物駅(東京レールセンター)から最後のチキ工臨が発送されました。長きにわたり運転され続けてきた越中島チキ工臨の最終便となった我孫子工臨の牽引機を務めたのが、他でもない1104号機なのでした。

 

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2021.3.5  工9723 我孫子工臨  EF65 1104+チキ6車 新小岩

 

そして1104号機自体もこれが最後の牽引仕業となりました。我孫子までレールを送り届けた後は単機で田端へ帰還。

 

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3月ダイヤ改正の前日の3月12日は同僚と共に南部機留区に留置されていました。翌週の3月15日からはキヤE195系尾久車が運用を開始し、田端運転所のEF65の運用は激減することになります。

 

 

それから5ヶ月が経ち、遂に旅立ちの時がやって来ます。

 

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2021.8.18  配9547  EF64 1053+EF64 1053 尾久

 

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2021.8.18  配9941  EF64 1053+EF65 1104 松本

 

2021年8月18日、1104号機はEF64 1053に牽引されて長野車両センターへ。同僚の4機は全て検査を通ったという状況下でしたが、1104号機は一足早くお別れということになりました。

 

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回送車票には「3955695.2km」の文字が。東京機関区への新製配備から43年、長い長い歴史に幕を閉じました。

 

 


 

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さて、今までに撮った1104号機の写真を振り返ってきました。客車を牽いている写真など1枚もありません。JR貨物に貸し出されて貨物列車を牽いていた頃の写真もありません。43年という長い歴史から考えれば、ラスト数年間の短い記録に過ぎないと言えるでしょう。

 

確かに十数両もの青い客車を率いて東海道・山陽を駆け抜けていた頃に比べれば、現代の姿は見劣りするものなのかもしれません。しかしながら、貨車いっぱいに積んだレールや砕石とともに、時には夜を徹して走り抜けていく姿には、胸を熱くさせるものがありました。そして、陰ながら鉄道の安全運行を支えるという使命を全うする姿にも、大いに魅力があったと思います。今日も1104号機の運んだレールや砕石が、どこかで鉄路の安全を支えていることでしょう。

 

 

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最後になりますが、約43年にわたる活躍、本当にお疲れ様でした。

 

 

さよなら EF65 1104

 

惜別 EF65 1104 前編

2021年8月18日、田端運転所のEF65 1104が廃車のため長野へと旅立っていきました。田端PFの廃車は2015年11月の1118号機以来6年ぶり、長らく続いていた5機体制も終焉となりました。

 

今回はそんな1104号機の思い出を振り返っていきます。だいぶ長くなりそうなので、前編後編の2部形式とします。最後までお付き合いいただければ幸いです。

 


 

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EF65 1104は、EF65-1000番台(PF形)の7次車にあたる機関車で、1978年9月13日に東京機関区へ新製配備されました。1978年から製造が開始された7次車は紀勢本線電化開業と旧型電機の置き換えを目的として製造されたグループで、下関運転所に4機(1092~1095号機)、東京機関区に21機(1096~1116号機)、新鶴見機関区に2機(1117・1118号機)が配備されました。

 

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東京機関区と言えばブルートレインということで、東京機関区に配備された機関車は過酷な運用に耐え続けてきたEF65-500番台(P形)を置き換え、1104号機の誕生する少し前、1978年7月28日から寝台特急はやぶさ」「富士」「あさかぜ」「みずほ」「さくら」「出雲」「瀬戸」の牽引機となりました。

 

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ヘッドマークを掲げ、長大編成を率いて西へ東へ駆け抜けていく姿は、まさしく花形運用と呼ぶに相応しいものであったことでしょう。

 

しかしながら、東京発着ブルートレインのPF一強時代はそう長くは続きませんでした。1984年2月1日のダイヤ改正寝台特急紀伊」が廃止。東京機関区の仕業ではなかったものの、東京発着のブルートレインで初めて廃止となる列車が出てしまいました。

 

紀伊」の廃止後は、同年の7月20日寝台特急「さくら」に4人用個室「カルテット」を連結、翌年の1985年3月14日には寝台特急はやぶさ」にロビーカーを連結するなど、既存列車へのテコ入れが図られました。しかしながら、ロビーカーを連結して15両編成となった「はやぶさ」をEF65-1000が牽引することは難しいと判断され、これを機に東京発着のブルートレインは「瀬戸」「出雲」を残し、全てが下関運転所のEF66の牽引に変更となりました。

 

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また、同じく1985年3月14日のダイヤ改正車両基地の大規模な統廃合が行われ、名門 東京機関区が廃止されます。これに伴い、EF65 1104は同僚と共に新鶴見機関区へと転属しました。旧東京機関区組は新鶴見機関区転属後も「瀬戸」「出雲」などの牽引を受け持っていましたが、国鉄分割民営化を見据えた1986年11月1日のダイヤ改正でPF形20機(1098~1116・1118号機)田端運転所へと転属し、1987年4月1日の国鉄分割民営化・JR東日本発足を迎えました。

 

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JR東日本の機関車となってからは「瀬戸」「出雲」や寝台急行「銀河」のほか、当時全盛期であったジョイフルトレインの牽引、そして後にメインの仕業となるレール・バラスト工臨の牽引に従事してきました。

 

民営化直後は大きな動きこそなかったものの、田端運転所のPF形の運用は徐々に減少していきます。まず、1997年1月に「銀河」の間合いで牽引していた急行「ちくま」が電車化。翌年の1998年7月19日には寝台特急「出雲2・3号」と「瀬戸」が285系サンライズ瀬戸・出雲」として電車化され、同運用から撤退。2000年3月11日には「出雲」の間合いで牽引していた寝台特急「彗星」が寝台特急「あかつき」と併結されることとなり、牽引機をEF66に変更。これで田端運転所のEF65が牽引する客車列車は「出雲」1往復と「銀河」のみとなりました。

 

その後、下関車両管理室のEF65が受け持っていた寝台特急「なは」が2005年10月1日より「あかつき」と併結されることとなり(「彗星」は廃止)、牽引機をEF66に変更。半年後の2006年3月17日には「出雲」が、さらに2年後の2008年3月15日に「銀河」が廃止となり、PF形の牽引する定期旅客列車は全廃となりました。

 

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その後はご存知の通り、レール・バラスト工臨や乗務員訓練、貨車・客車等の回送要員に従事し、現在に至ります。

 

 

私自身が1104号機を初めて見かけたのは「銀河」の廃止よりもずっと後のこと。牽いていたものは青い寝台客車でもカラフルなジョイフルトレインでもなく、黒や黄色の貨車ばかりですが、今までに撮った写真とともに思い出を振り返っていこうと思います。

 


 

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初めて1104号機を撮影したのは2014年8月27日のこと。配8937列車、通称「宇都宮配給」の牽引機として姿を現しました。

 

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2014.8.27  配8937  EF65 1104+ホキ6車 川口

 

不定期運転となって久しい「宇都宮配給」ですが、この頃はまだ毎週のように運転がありました。また、配8937列車で下った機関車は宇都宮常駐機となり、翌週の配8936列車で帰ってくるという運用が組まれていました。

 

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2015.3.7  工9862 東高島工臨返空  EF65 1104+チキ4車 西国分寺

 

2回目の撮影は約半年後の2015年3月、東高島工臨返空でした。チキとの組み合わせはこれが初撮影。ちなみに内訳は大船と川崎でした。

 

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2015.5.12  工9865 宇都宮タ工臨  EF65 1104+チキ12車 金町

 

チキとの組み合わせを初めて撮ってから2ヶ月、今度は積載チキとの組み合わせを初めて撮影できました。これでもかというほど埋められていた黄色い「ホチキス」が懐かしいです。今はタイガーロープになっていますね。ちなみに内訳は宇都宮タ×3・小山×2・黒磯でした。

 

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2015.6.12  工9587 北府中工臨返空  EF65 1104+チキ2車 日野~豊田

 

こちらは宇都宮タ工臨のちょうど1ヶ月後に撮った北府中工臨返空。この日は189系の回送があり、いつもより1時間20分ほど遅く通過していきました。夏じゃなければ真っ暗でしたね…。

 

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2015.6.19  工9865 高崎工臨(高南=1)  EF65 1104+ロンチキC編成10車 金町

 

北府中工臨返空からちょうど1週間後、今度はロンチキとの組み合わせを初めて撮影しました。このあと何度も撮影することになる高崎ロング、この日は60Kレール2本のみの積載でした。

 

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2015.8.1  工9774 新津工臨返空(新北=8)  EF65 1104+ロンチキB編成10車 倉賀野

 

続いては8月1日の新津工臨返空吾妻線70周年記念号を撮りに行くついでに撮ったものです。隣にいるPFは恐らく単8877だったと思います。

 

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2015.9.10  工9872 八王子・飯山工臨返空  EF65 1104+チキ12車 東浦和

 

1104号機が牽いた工臨で印象に残っているものの1つがこちら。武蔵野線線路陥没の影響で6時間半ほど遅れて運転された八王子・飯山工臨返空です。終着の新小岩には7時間ほど遅れて到着し、貨車は翌日の工7281列車で越中島貨物へと返却されています。遅れていたのもそうなのですが、12車全てチキ5200形という編成美も印象に残っています。

 

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夕方になっても武蔵野線のダイヤは乱れたままで、この列車も東浦和の本線にしばらく停車していました。

 

ちなみに、この3日前の9月7日に同僚のEF65 1106が秋田車両センターへと旅立っています。

 

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2015.11.12  工9871 東神奈川工臨(浜南=16)  EF65 1104+ロンチキA編成10車 金町

 

続いて横浜線現場の東神奈川工臨。50Nレールが11本、ギリギリ2段積みになりました。1104号機と2段積みロンチキの組み合わせを撮ったのはこれが最初で最後だったと思います。

 

この月も田端PFに廃車が発生しており、11月5日にEF65 1107が、26日に「スーパーエクスプレスレインボー」塗装を纏っていたEF65 1118がそれぞれ長野車両センターへと旅立っています。これで田端運転所のEF65は5機となり、この体制は1104号機が廃車となる2021年8月までの約6年間続くことになります。

 

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2015.12.15  工9866 伊東工臨返空(浜北=20)  EF65 1104+ロンチキB編成10車 北府中

 

話を戻しまして、12月15日の伊東工臨返空。意外にも東海道方面のロンチキで撮る機会の少なかった1104号機、これが初撮影となりました。ここは10車だと収まりがいいですね。

 

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2016.2.10  工9865 品川工臨  EF65 1104+チチキ5車 新小岩

 

2016年に入りまして、2月10日の品川工臨E235系東海道線試運転の帰りがけに撮ったものです。到着したらもう前照灯が点いていたので、撮って即撤収した記憶があります。

 

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2016.2.19  工9869 新鶴見工臨(八南=15)  EF65 1104+ロンチキA編成13車 南流山

 

続いて2月19日の新鶴見工臨武蔵野線のどこかが現場だったと思います。幾度となく通った南流山、よくまあ飽きなかったなと思います。

 

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2016.3.7  工9863 高崎工臨(高南=5)  EF65 1104+ロンチキB編成13車 金町

 

ロンチキ発送が続きます。3月7日の高崎工臨。この日はデビュー初日(2015年11月30日)にトラブル続出で運転打ち切りとなった山手線E235系が再デビューした日だったと思います。

 

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2016.3.14  工9562 大宮操工臨返空  EF65 1104+チチキ10車 東浦和

 

そのちょうど1週間後の大宮操工臨返空。機関車の次位がチチキチ×2というちょっと面白い編成でした。

 

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2016.5.24  工9865 品川工臨(大北=2)  EF65 1104+ロンチキC編成13車 金町

 

続いて5月24日の品川工臨。黄色い緊締装置が特徴のC編成、やはり13車連なると美しいですね。暗いけど。

 

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2016.5.30  単9495  EF65 1104 南千住

 

約1週間後の5月30日。この日は新小岩信号所への単機回送から撮影していました。E657系の集約臨が運転されており、いつもより10分ほど遅くやって来ました。

 

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2016.5.30  工9565 宇都宮タ工臨  EF65 1104+チチキ11車 金町

 

本題の宇都宮タ工臨はこんな感じでした。被った電車が今は亡き6000系というのがなんとも…。

 

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2016.7.26  工9871 八王子工臨  EF65 1104+チキ12車 新秋津

 

続いて7月29日の八王子工臨。オール2段積みなのもさることながら、レールが雨に濡れていていい感じです。

 

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2016.7.29  工9391 新宿工臨  EF65 1104+チキ2車 南流山

 

その3日後の新宿工臨南流山でチキ2車を撮ったのはこの日が初めてだったのですが、撮りづらさに絶望した記憶があります。

 

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2016.8.2  工9866 伊東工臨返空(浜南=10)  EF65 1104+ロンチキB編成10車 西国分寺

 

さらに4日後の伊東工臨返空。北府中工臨を撮って急いで駅に戻って…、って感じの流れだったと思います。

 

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2016.8.4  工9587 北府中工臨返空  EF65 1104+チキ4車 新秋津

 

さらに2日後には北府中工臨返空でも撮影しています。直前まで中線をマト17編成の長野出場が塞いでいてヒヤヒヤものでした。

 

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2016.10.1  工9563 高崎操工臨  EF65 1104+チキ4車 大宮操~大宮

 

続いて10月1日の高崎操工臨。この日は高崎で5年ぶりのSL重連が運転されており、まさに裏番組と呼ぶに相応しい列車でした。当時は「SLに目もくれず工臨撮ってる俺カッケー」とか思っていたのかもしれないですけど、今になって思うと普通にSL撮りに行けよって感じですよね。夜汽車だったし。

 

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2016.10.25  工9563 高崎操工臨  EF65 1104+チキ4車 東浦和

 

その約3週間後に牽引機もエンドも貨車の形式もレールの載り具合も行き先も、挙句の果てに天気までも同じような工臨が運転されました。だからSL撮りに行けと…。ちなみに内訳だけは違います(10/1…岩船×2・10/25…駒形×2)。

 

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2016.11.28  工9869 八王子工臨(東北=13)  EF65 1104+ロンチキB編成10車 新小岩

 

そして11月28日の八王子工臨。これが2016年ラストの撮影となりました。新宿経由の八王子ロング。一度は新宿で撮ってみたいなあ…、という願いは約半年後に立て続けに叶うわけですが…。

 

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この時は新小岩信号所で発車を見送りました。

 


 

前編は以上になります。後編では2017年から現在までの記録を振り返っていきます。