5月14日の撮影分です。
この日は久々に上越線へ行ってきました。まずは高崎で下車。
※入換 GV-E197-107+GV-E197-108 高崎
行き交う電車を眺めながら待つこと暫し、留置線からGV-E197系が出区してきました。
しばらく撮らないうちに7本も増備が進んでいたGV-E197系。こちらは昨年12月に登場したTS06編成です。
TS02編成以降のいわゆる量産車は車体側面の緑帯が省略されており、またTS03編成以降の100番台は前面上部の保守用車標識灯が省略されています。そんなわけで量産先行車と比べてシンプルな装いになっています。
牽引車GV-E197とホッパ車GV-E196から成る新型砕石輸送気動車ですが、今回はホッパ車の姿はなく、牽引車の重連で出区してきました。
そのまま電留5番線へ。かなり奥の方まで行きました。
後を追うようにDE10 1654が出区してきまして、電留8番線に留置されていた12系と連結。入換線に引っ張り出してきまして…、
推進でGV-E197系が停車している5番線へ。
今度はGV-E197系がゆっくりと12系に近付いていき…、
連結。登場から3年と4ヶ月、遂にGV-E197系が客車を牽くときがやって来ました。
入換担当のDE10 1654はここで解放されて隣の6番線へ。僅かな時間でしたが、世代交代を象徴する編成が見られました。
PC+Mzc。歴史的瞬間の幕開けです。
発前入換の観察はここまでにして、高崎から電車に飛び乗り先回り。
試9771D GV-E197-107+GV-E197-108+12系5両 新前橋
とんでもない組成の列車がやって来ました。高崎の電留線で連結した姿を見ても正直「これ本当に走るのか…?」と思っていた部分がありましたが、平然と走って来ました。本日の本題、GV-E197系の12系牽引試運転です。
このあとは続行の上越線でのんびりと追走。
水上までやって来ました。GV-E197系と12系は一足早く中線に到着済み。
まずは連結面を。車歴の差は実に45年、ものすごいものを見せられています。
連結器周り。一見ごちゃごちゃしているように見えますが、繋がっているホースはBP管1本のみ。これだけで完結してしまうんですね…。
ところでこのBP管、登場時の仕様だと長さが足りなかったようで、延長の処置が行われています。
こちらは登場直後のTS01編成。確かに根元のコックの部分が若干長くなっているように見えます。
しばらく眺めているとGV-E197系の警笛が鳴りまして、一旦解放。
またすぐに連結。これを2回繰り返していました。どうやら連結解放の訓練だったようです。
2・3番線側から。
脳がバグりそうな光景です。
このあとGV-E197系のみ少し前進しまして、7両停目のあたりで一旦停車。
側面帯がないからか、いかにも事業用車といった佇まいです。
そして入換がスタート。
湯檜曽方に引き上げていきまして…、
この位置で折り返し。かなり長いこと停車していました。
30分以上粘りまして、ようやく入換再開。
下1に入線しまして、ここでエンジン停止。復路までここで留置になるようです。
改札を出まして外からも1枚。
久々の水上。のんびりとした時間が流れる、いいところです。
このあとは昼食を挟んで復路の撮影へ。
単9735 EF81 141 水上
電車を待っているとEF81が1番線に滑り込んできました。E235系の配給の帰りのようです。
5月17日には遂にE493系牽引の配給電車が運転されまして、なんだかんだ残り続けてきた機関車たちもいよいよ最終章といったところでしょうか。巷で散々ポ●コツ扱いされてきた新型事業用車たちですが、着実に成果を積み重ねていっております。
発車を見送って上越線に乗車。復路は上牧で撮ることにしました。
試9778D GV-E197-108+GV-E197-107+12系5両 上牧
快晴のなか、やや遅れての登場となりました。カッコよすぎます。
上牧駅で一旦停車。大勢の撮影者が待つ上牧ストレートに向けてゆっくりと発車していきました。
ところで、せっかくの両運転台構造なのだからプッシュプルで走らせられないものかと思わなくもないですが、どうやらGV-E196形以外の車両を挟んで走らせるということは、現状だと難しいようです。ただ、自動ブレーキ車の被けん引に対応可能な200番台(TS08編成)が登場すれば話は別でしょう。砕石輸送以外のどのような場面で使用されるのか楽しみですね。
帰りは上毛高原に抜けて大宮まで直行。久々の上越線、楽しかったです。
以上です。