れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

2024/9/20 430M・小牛田駅など

前回の記事の続きです。

 

om08amagi.hatenablog.com

 

新幹線の通過音で目を覚ました翌朝、いよいよ秋田へ向かいます。仙台埠頭からの発送があれば始発で飛んでいく覚悟でしたがさすがになかったので、のんびり朝食を食べてからチェックアウト。

 

仙台駅から北上していくわけですが、その前に1駅南下しまして、長町駅へ。

 

430M 普通 白石  701系F2-105+E721系P-37+P36編成

 

ようやく撮ることができました。銀扉の701系です。

 

仙台車両センターに2本のみ所属している701系100番代。新製配置は南秋田運転所(現秋田車両センター)で、このF2-105編成はN105編成として1994年3月に落成しました。その後1999年3月にN102・103・104・106編成とともに仙台地区へ転属したものの、2010年10月にN102~N105(F2-105)編成が再度秋田車両センターへ里帰り…、したのも束の間で、N105編成は2013年3月にまたしても仙台車両センターへ転属しまして、現在に至ります。その間、秋田地区の車両数不足で一時的に秋田へ貸し出されていた時期もあり、一体何回秋田と仙台を行ったり来たりしているのやら…。ちなみに、もう1本の仙台色100番代であるF2-106編成は1999年の転属以降ずっと仙台地区で活躍しています。

 

そんな銀扉で仙台色な701系はおそらく現存する鉄道車両の中で最もかっこいい被写体だと思われます。あまりにも遭遇率が低過ぎて心が折れかけていたのですが、ようやく先頭にくっついている姿を撮影することができました。

 

後ろにくっついていたり、

 

機関車がくっついている姿は撮ったことあるんですけどね…。ちなみにこれは2016年7月27日撮影の配9759。秋田地区に貸し出される際の配給です。当時はこの701が何者なのかもよくわかっていなかった気がします。

 

 

さて、ここから北上して秋田を目指しますが、途中で見ておきたいものがあったので盛岡までは在来線を選択。まずは小牛田行きで北上していきます。

 

40分ほどの乗車で小牛田駅に到着。

 

ホームと隣接した車両基地に見慣れた車両の姿があります。

 

ここは仙台車両センター小牛田派出所、旧小牛田運輸区です。小牛田は東北本線石巻線陸羽東線が乗り入れる要衝で、石巻線陸羽東線に加えて気仙沼線陸羽西線で使用される気動車が全てこの小牛田派出所に配置されています。そして我らがキヤE195系のST-2~ST-7編成とLT-4編成も配置されており、まさに気動車天国となっています。

 

この日は4編成のキヤが留置されていました。手前がST-3編成で奥がST-7編成。

 

ST-7編成は移動禁止表示器が点灯していました。初めて見た気がします…。

 

ST-7編成の後ろにはST-6編成。

 

よくペアで動いているイメージのST-6・ST-7編成ですが、この日は分割された状態で留置されていました。1月から3月にかけては首都圏で大活躍を見せたこの2編成も9月5日の山形工臨返空以来動きなし。小牛田に留置される日々が続いています。

 

ST-6編成の隣にはキハ110-237の姿。陸羽東線陸羽西線用の車両で、路線愛称にちなみ「奥の細道」のロゴが表記されています。当たり前のようにキヤと縦列で留置されているのが面白いです。

 

ここから右に振り向きますと、もう1本のキヤの姿が。

 

量産車第1号のST-2編成です。残るST-4・ST-5編成は岩切工臨に使用されているため不在でした。

 

さらに右に目を向けると、多種多様なキハ110一族が留置線を埋め尽くしています。

 

鉄道開業150周年にあわせて運行を開始した「レトロラッピング車両」の姿もありました。

 

 

見渡す限りの気動車。餅は餅屋ということで、キヤE195系が小牛田配置になったのも必然だったわけですね。

 

続いて跨線橋へ。ガラス越しではありますが、留置車両を上から眺めることができます。

 

ホームからは見にくい位置までバッチリ見渡せます。小牛田常駐機 DE10 1180の姿も見られました。

 

キヤE195系とキハ110一族、奥には石巻からやって来たDD200、さらに奥には通過中のトヨタロングパス・エクスプレス。なかなかに情報量の多い光景です。

 

一度訪れてみたかった小牛田キヤの塒。今度はロンキヤが帰ってきているときに見に来たいですね。

 

比較的長めに滞在時間をとっていたつもりがあっという間に次の電車の時間に。一ノ関経由で盛岡を目指します。乗換時間も含めて2時間40分ほどで盛岡に到着しました。なかなかの長時間乗車でしたが、ああこの前のロンキヤここで折り返したんか…、とかいろいろ考えながらだったので割とあっという間でした。

 

盛岡からは新幹線に乗車。キュンパス以来の秋田新幹線、盛岡~秋田間は1時間半ほどの乗車ですが、先ほどの小牛田~盛岡間よりこっちの方がしんどかった気がします…。

 

ということで、ようやく目的地の秋田に到着。約半年ぶりの訪問となりました。

 

友人が迎えに来るまで時間があったので改札内で電車ウォッチング。なぜか1683Mが8番線に変更されていました。

 

1141M 普通 男鹿  EV-E801系G2+G1編成

 

続いて男鹿線EV-E801系。4連カッコいいですねえ…。

 

7M 特急 いなほ7号 秋田  E653系U103編成 秋田

 

〆に新潟からのいなほ7号。本来は5番線着のつがる44号よりも先に到着するのですが、羽越本線内の大雨により17分ほど遅れており、つがる44号が先の到着となりました。被りと言えば被りですし、珍しいと言えば珍しい光景です。

 

 

この後は友人ときりたんぽ鍋を食べて温泉に浸かり終了。翌日にメインイベントが待ち構えていましたので、さっさと就寝しました。

 

つづく。