れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

2023/6/8 白石工臨・669レなど

6月8日から9日にかけての撮影分です。

 

厳しい結果に終わった前回の仙台訪問。リベンジの機会を伺っていたところ、割とすぐにチャンスが訪れました。2週間ぶりの東北新幹線。途中の郡山で出場を控えたE657系K1編成を眺めつつ…、

 

1時間ほどの乗車で仙台に到着。相変わらずバグみたいな速さです。普通列車まで少し時間があったので、最近購入した16単を引っ張り出して撮影。

 

昨年10月に運行を開始した循環バス「チョコット」も見ることができました。2種類の車両が運行されているようで、こちらは「ラプラスとみずタイプのポケモンたち」仕様。なんでラプラスなんだろうと思ったのですが、どうやら2019年にラプラスが「みやぎ応援ポケモン」に就任していたようで、現在も県内各地で様々なコラボ企画等が行われているようです。

 

そして青葉通り。駅前の景色を眺めているだけでなんかもう満足な気がしていきますが、束の間の観光はここまで。駅に戻って東北本線に乗り込み、陸前山王の駅を目指します。

 

 

岩切レールセンターを横目に乗車すること10分、陸前山王に到着です。東北地区における定尺レール輸送の拠点となっている陸前山王駅。この日もEH500の陰でキヤE195系がスタンバイしていました。

 

ホームからは見えませんでしたが、上野方の前照灯が点灯していました。ここから東北本線を上っていくようです。

 

 

辛うじて荷票も見えました。長尺レール輸送と同様、こちらも越中島貨物駅発着のものと若干書き方が異なっています。まず左上の輸送番号は輸送先を表すものではなく、年度ごとに1から順番に振られている純粋な「輸送番号」です。つまり、荷票を見ただけでどこに輸送されるのかはわかりません。また、編成名は右上に書かれており、積み荷の内容の下にはレールの合計本数が書かれています。

 

比較用で越中島貨物駅発着の荷票を。

 

さて、せっかくなので走行写真も…、ということで駅から出て少し歩いたところの踏切へ。

 

工9542D 白石工臨  キヤE195系ST-3編成 陸前山王~岩切

 

本日の発送、白石工臨です。越中島貨物駅からは午前便・午後便と1日に2本発送できるのに対し、仙台埠頭からの発送は1日1本のみとなっています。

 

先行の貨物列車が遅れていたのか、かなりゆっくり走り去っていったので後打ちも何枚か撮れました。

 

この後は陸前山王駅に戻ってさらに1駅下り、国府多賀城駅へ。

 

工9540D 仙台埠頭送り込み  キヤE195系ST-2編成 国府多賀城

 

待つこと暫し、今度はST-2編成がやって来ました。仙台埠頭への送り込みです。

 

越中島より一足早い2020年11月から運行が開始された仙台埠頭発着のキヤ工臨。運行形態は越中島貨物駅発着と同様で、所属先の小牛田運輸区から必要に応じてキヤを仙台埠頭に送り込み、レールの積み込みを行って発送するという流れです。

 

小牛田から陸前山王まで32.8km、田端操車場~越中島貨物駅間よりも6km以上長い距離を走って送り込まれてきます。

 

ここから続行の普通列車に乗り込み…、

 

再び陸前山王駅。先ほどのST-2編成が留置されていました。

 

東北本線仙台臨海鉄道臨港本線が接続している陸前山王駅。小牛田からやって来たキヤもここから仙台臨海鉄道方面に向かいます。

 

三陸沿岸道路を横目に。

 

701系との並びも見られました。

 

668 DE65 2+コキ9車 陸前山王

 

しばらくして、キヤの隣に仙台港からの貨物が到着。DE65 2牽引の668列車です。

 

速やかにDE65 2が切り離され、岩切方に引き上げ。

 

3つ隣の線路を通って再びこちら側に戻ってきて…、

 

キヤの脇を通り過ぎ…、

 

キヤが留置されている線路へ。

 

そして連結。程なくして信号が青になります。

 

669 仙台埠頭送り込み  DE65 2+キヤE195系ST-2編成 陸前山王

 

キヤの自走による送り込みは陸前山王までで、ここから先は仙台臨海鉄道の機関車に牽引されて仙台埠頭を目指します。このあたりは名古屋港発着のキヤ97系に近い運行形態が採られています。

 

大きく右側にカーブし、仙台臨海鉄道へ。この日の送り込みは途中の仙台港までで、翌日に目的地の仙台埠頭へと到着することになっています。

 

後方ではEH500が入換作業を行っていました。このあと852列車として仙台貨物ターミナルへ向かいます。

 

 

仙台港にキヤが送り込まれたので、これで翌日の空振りはなくなりました。一安心で宿に向かい、荷物を置いてから夕食を求めて仙台駅へ。色々考えましたが、結局牛タンにしました。

 

19M 特急 ひたち19号 仙台  E657系K15編成 仙台

 

帰り際、時間がちょうどよかったので品川からのひたち19号を。

 

東北の車両たちと常磐線特急、感慨深い光景です。

 

5543D 快速 女川  HB-E210系C-4+C-*編成 仙台

 

前回モタモタしていて撮り逃した仙石東北ラインも無事に撮影できました。2015年から運行を開始した仙石東北ライン、仙台から松島・高城町経由で仙石線石巻に至る系統路線名で、ハイブリット気動車HB-E210系が仙台駅まで乗り入れてきます。

 

このHB-E210系甲種輸送を撮っていました。全4回運転されたうちの2回目で、機関車の次位にくっついているのがこの日撮影したC-4編成だったようです。

 

前回の課題もクリアしたところでさっさと仙石線ホームへ。途中、やはり陸前原ノ町の駅で一旦下車しまして…、

 

2048S 普通 あおば通  205系M19編成 陸前原ノ町

 

205系を1本だけ撮影。水色の編成が来てくれました。やはり仙石線と言えばこのカラーです。

 

これだけ撮ってすぐに撤収。翌朝に備えて買い物をし、宿に戻りました。

 

つづく。