れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

2026/4/17 仙台臨海鉄道・小牛田工臨など

前回の記事の続きです。

 

om08amagi.hatenablog.com

 


 

第n回 新型事業用車の情熱的な活躍を見に行こうの会、2日目は早朝から活動開始です。撮影用の機材だけ持って宿を出発。目指すはもちろん仙台港です。

 

この日は仙台港→仙台埠頭の送り込みがなかったのでギリギリに行けばいいかと思っていましたが、思いのほか早く着いてしまったので仙台港駅の北側へ。

 

SD55 103の姿がありました。

 

仙台臨海鉄道最後の自社発注機として活躍していたSD55 103ですが、検査期限満了により2024年11月20日をもって現役を引退。現在も仙台港駅に留置されています。現役時代の姿はかろうじて見られましたが、キヤE195系を牽引する姿を見られなかったのが心残りです。

 

 

隣にはDE11形ベースのDE65 2とエンドが逆向きのDE65 5の姿。バラエティ豊かな面々が揃っていました。

 

続いて構内の東端へ。ここにはDE10が3機留置されていました。

 

左からDE10 1539・DE10 1591・DE10 1120の順。いずれもJR貨物仙台総合鉄道部に所属していたDE10です。

 

1120号機は2021年5月17日、1591号機と1539号機は今年の3月10日と11日にそれぞれ仙台港へやって来ました。と言っても仙台臨海鉄道の牽引機として使用されているわけではなく、どうやら部品取り用となっているようです。

 

しばらく眺めていると踏切が鳴動しまして、仙台北港からDE65が到着。構内の南側に移動します。

 

途中で見かけた廃コンテナ。この赤紫色と青22号の組み合わせがあまりにもプラレール過ぎて思わず撮影。今でこそ新型事業用車をメインに撮っていますが、かつて貨物列車を追いかけていた原点というのは、タカラトミーが誇る超ロングセラー商品「いっぱいつなごう金太郎&貨車セット」だったのかもしれません。それにしてもあの貨車セット、発売から今年で23年になるようなのですが、未だにプラレール売場に堂々と陳列されていて、未だに売れているというのが恐ろしいところです。

 

さて、構内の南側に移動して仙台港駅を望みます。仙台北港からやって来たDE65 1が停車中。仙台港駅で折り返して、本日の仙台埠頭発送の牽引機となります。

 

ということで仙台埠頭駅へ先回り。まずは埠頭2号線踏切から構内西側の様子を。空のチキ車が留置されていました。

 

東北エリアのJR旅客会社向けレール輸送は首都圏と同様にチキ車からキヤE195系への置き換えが行われましたが、第3セクターおよびJR貨物会社向けのレール輸送については依然としてチキ車による輸送が行われています。

 

使用されているのは盛岡貨物ターミナル駅常備のチキ6000形。全10車が在籍しており、主に青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道向け・JR貨物向けのレール輸送を担っています。頻度としては第3セクター向けが多い印象で、ここ数年は春先から夏にかけて年数回程度運転されています。

 

こちらに留置されているのは手前からチキ6373・6148・6151・6252の4車。4月12日の551列車で仙台埠頭にやって来ました。今回はこの4車だけでなく8車でやって来たようで…、

 

振り向くと反対側にもう4車が留置されていました。奥からチキ6121・6287・6035・6103の順。こちらの4車は既にレールが積載されていました。

 

その隣に本日の主役の姿。キヤE195系ST-7編成とST-4編成です。

 

551  DD65 1 仙台埠頭

 

程なくして仙台港からの551列車が到着。キヤの送り込みはないのでDE65 1が単機でやって来ました。

 

一旦キヤの横を通り過ぎて、構内の西側へ。

 

埠頭2号線踏切を通過。遮断機のない第3種踏切と背景に広がる埠頭の景色、これぞ仙台埠頭発送の魅力です。

 

折り返してキヤの留置されている線路へ。2編成まとめて引っ張り出して、再び構内の西側へ。

 

DE65+キヤE195

 

キヤE195+キヤE195

 

2年前は隣の踏切で同じような写真を撮りましたが、こっちの方がスッキリしていて良いですね。

 

で、折り返してきて本線に押し込み。これでキヤE195系の入換は終了です。

 

続いて区画2号線踏切へ移動。移動している間に通路線のチキとDE65が連結しており、西側に引き上げている模様。どうやらチキ車の入換も行われるようです。

 

こちらは既にレール積載済の4車。50Nレールがびっちり46本積まれています。

 

その隣に先ほどの空チキ4車が押し込まれてきました。

 

盛岡タ常備のチキを見るのは初めてだったのですが、緊締装置の明るいオレンジと真っ黒で高めのスタンションポールが相俟って、キヤが霞むくらいの存在感です。

 

この位置で停車。ここで空の4車にもレールを積んで、後日8車まとめて発送という流れのようです。ちなみに今回の輸送先は青い森鉄道、三戸と野辺地が4車ずつという内容でした。

 

これでチキ車の入換も終了。仙台港と仙台埠頭を行き来する列車は早朝の1往復のみで、なおかつ往復荷がない時は運休になるので、キヤの送り込みや発送のついでにこういったチキ車の入換も行われているようです。いいものを見ることができました。

 

このあとはDE65 1が東側に折り返してきてキヤと連結して発車という流れ。2年前と同様にこの時期は晴れると太陽の向きがよろしくないので先回りしまして…、

 

552 DE65 1+キヤE195系ST-4+ST-7編成 仙台埠頭~仙台港

 

今回は中央幹線踏切で撮ってみました。といっても前側はおまけで…、

 

メインはこちら側。背景がドン曇りな理由は後ほど説明します。

 

 

後撃ちは順光で撮ることができます。で、奥の方が陰っていてちょっと残念な感じになっているのですが、これ雲が湧いてきたわけではなく、後ろにある発電所の爆煙の影響で陰ってしまっているのです。ってことは時季によってはこの影は回避不能…?

 

ということで追いかけて仙台港駅へ。仙台埠頭からやって来たキヤはここでしばらく停車します。こちらも曇っているように見えますが、これも前述の爆煙の影響です。まあ晴れると側面当たらないんですが…。

 

660 DE65 1+キヤE195系ST-4+ST-7編成 仙台港

 

ここから列車番号が660に変わりまして、陸前山王を目指します。陰っているけど光線はあるよくわからない天気で、色出しに難儀します。

 

奥にはSD55 103の姿。キヤを牽いているところ、見たかったなあ…。チャンスは何度かあったのですが、あの頃は主に行動力が足りておらず、結局撮れず仕舞いでした。

 

…、と過去のことを悔やんでも仕方がないので、さらに先回り。

 

やって来たのは樋の口大橋。ワンパターン化している感は否めませんが、例年夏になると線路脇の雑草がとんでもないことになるので今のうちに…、ということで。

 

660 DE65 1+キヤE195系ST-4+ST-7編成 仙台港~陸前山王

 

程なくして660列車がゆっくりと通過。2年前と同じような天気で同じ牽引機、機関車の次位がST-4編成というところまで同じですが、前回より少し広めの構図で撮ってみました。積み荷のレールがよく見えるってのもそうですが、後ろの三陸沿岸道路の雰囲気とかが好きなので、結局ここに落ち着くわけですね。

 

振り返ってもう1枚。砂押川を横目に陸前山王へと進入していきます。

 

これにて朝の部は終了。ホテルに戻ってのんびり朝食と朝風呂を堪能しまして、無敵状態でチェックアウト。次なる目的地を目指します。

 

 

多賀城駅に戻りまして、目指すは小牛田駅。高城町から仙石東北ライン経由で塩釜~小牛田、あるいは石巻から石巻線経由で向かおうかと思ったのですが、荷物をコインロッカーにぶん投げたかったので一旦仙台駅へ。結局のところ所要時間的にも仙台経由の方が早いようです。もっとも、最速ルートをで行きたかったら多賀城ではなく陸前山王や国府多賀城まで行けって話なんですが。

 

そんなわけで荷物を預けて身軽になったところで東北本線を北へ。福島工臨を終えて仙台レールセンターに帰って来たLT-4編成を見届けたところで爆睡しまして、あっという間に目的地に到着。

 

宮城の鉄道の要衝、小牛田駅です。3月16日に郡山を出場したキハ111-3+キハ112-3が早速お出迎え。「レトロラッピング車両」改め「おもいで車両」に生まれ変わりました。

 

3月20日の団体列車「おもいで車両デビュー号」で運行を開始しまして、東北各地への臨時快速や特急「イブニングウェイ」専属編成として絶賛活躍中です。

 

そんな「おもいで車両」の前に鎮座するのは我らがキヤE195系。

 

ST-6編成です。1月から3月にかけてST-2編成とともに尾久へ貸し出されていたこの編成。今回はハンドル訓練のみの充当で越中島貨物駅には行きませんでしたが、武蔵野線や常磐線で何度か撮影する機会がありました。早々に東北の地で再会できて嬉しい限りです。

 

小牛田派出所の観察はこのあたりにしまして、ホームを移動。

 

なかなか見ないタイプの「LT」停目がありました。小牛田から下り方面に向かう列車はここより遥か先に停車するので、上り方面に折り返す列車用の停目でしょうか。

 

工9543D 小牛田工臨  キヤE195系ST-7+ST-4編成 小牛田

 

停目を眺めていると上り方からキヤが到着。今朝方DE65 1に牽かれて陸前山王へ発送された2編成、陸前山王からは自走で小牛田にやって来ました。東北エリアの広さを考えると比較的短距離の輸送に分類される小牛田工臨。時間的に太陽を背にしながら走るので、光線はあまり期待できません。

 

それなら反対側から撮ればいいじゃないということで、今回は小牛田到着後の入換を観察していきます。下2に入線したキヤはホームを通り越して一番下り方の停目に合わせて停車。隣には2542Mに使用される701系が出庫点検中。

 

下り方に向かって出区していくのですが、点検中は上り方の前照灯が点灯している光景も見られました。上り方はF2-508編成で下り方が銀扉のF2-106編成。前日に仙台駅で撮影したコンビです。

 

ST-4編成とST-7編成。積み荷はST-4編成側が40Nレール10本と50Nレール16本、ST-7編成側が60Kレール30本でした。2編成で3種類のレールを輸送する効率的な積み方です。

 

しばらくして2542Mの入換がスタート。一旦下り方に引き上げまして…、

 

1番線に入線。1番線は陸羽東線用のホームで東北本線は基本的に2・3番線を使用しますが、この電車は1番線から発車するようです。

 

続いてキヤの入換がスタート。こちらも一旦下り方に引き上げまして、先ほどまで701系が留置されていた線路へ。構内通路の手前に停車しまして、ここで乗務員交代となるようです。

 

 

停車中に陸羽東線のキハ110系との並びも見られました。

 

※保守用車(小牛田工臨) キヤE195系ST-4+ST-7編成 小牛田

 

乗務員が変わりまして、保守用車表示灯が点灯。ここからは保守用車モードで留置場所に移動となります。

 

ゆっくりと移動開始。広角で1枚撮って改札を出場。後を追いかけます。

 

駅の一番南側までやって来ました。キヤはこの位置で停車。なんとか前照灯が点灯しているところは撮影できました。

 

エンジンが切られまして、手歯止を装着。この位置で留置となるようです。線路脇にレールが積まれているので、取卸しもここで行われるのでしょう。

 

ところでこの線路、一見すると保線用の側線ですが、さらに南側に進むと転車台が設置されています。

 

小牛田駅の転車台。最後に使用されたのは2021年9月に「SL東北DC陸羽東線号」が運転された時でしょうか。直近では2024年に転車台の操縦体験ができるイベントが開催されており、依然として稼働すること自体は可能となっているようです。

 

ということで、これにて小牛田工臨の観察は終了。駅前に戻って昼飯を食べまして、仙台駅へ帰ります。

 

 

待ち時間に跨線橋のポスター群を視察。相変わらず「イブニングウェイ」への熱い心意気が伝わってきます。

 

帰りの電車はまさかの銀扉の片割れF2-105編成、途中でF2-106編成との並びも見られましたが、こちらが到着した瞬間に発車していったので写真は撮れず。いつか並びも撮りたいところですが…。

 

そんなわけで仙台駅に戻りまして、荷物を回収。乗り換え時間があまりなかったのでさくっと買い物だけ済ませて新幹線ホームへ。

 

続いての目的地は秋田。2ヶ月ぶりの秋田新幹線です。

 

ところで買い物中に「やまびこ 7両 グリーン車以外全車自由席」という謎の接近放送が流れており何だろうと思っていたのですが…、

 

こういうことでした。仙台駅で増結を行う「やまびこ216号」、E6系が入線する際に前述の接近放送が流れるようです。

 

いいものを見ることができました。

 

さて、ここからこまち27号で一気に秋田へ。田沢湖線に入ってからは急病人救護でいつもより多めに大釜駅に停車しましたが、以降は軽快な走りで秋田に着く頃には遅れも数分程度となっていました。

 

一方の名誉秋田県民碓氷峠マニア氏の送迎サービスは大幅遅延。到着にしばらくかかる見込みということで、在来線ホームで時間つぶし。

 

構回7M E653系U106編成 秋田

 

「いなほ7号」には瑠璃色のU106編成が充当されていました。はまなす色の方は何度か見た記憶がありますが、こちらは初めて見ました。

 

そしてお決まりの「つがる44号」との並び。日が長くなりまして、完全に暗くなり切る前にE653系が発車していきました。

 

 

 

構回7Mの発車とともに碓氷峠マニア氏も秋田駅に到着。「やまなか家」の焼肉と冷麺を堪能し、定番になりつつある「天然温泉こまち」へ。〆は最近の碓氷峠マニア氏のマイブームらしいクレーンゲームをしにラウンドワンへ。今夜の夜食を調達すると豪語していましたが、何も取れずに撤収しました。

 

つづく。