れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

2023/7/8-9 仙台埠頭駅など

7月8日から9日にかけての撮影分です。

 


 

またまた仙台に行ってきました。今年3回目の訪問です。

 

前回と前々回は大宮から新幹線でしたが、今回は東京駅からスタート。しかも新幹線は使わず…、

 

常磐線特急で仙台を目指します。

 

2011年3月11日の東日本大震災以来、約9年にわたって分断状態となっていた常磐線ですが、2020年3月14日に全線での運転を再開。震災前は存在しなかった上野・東京ラインの開業もあり、東京駅の在来線ホームで「仙台」の表示が見られるようになりました。

 

特急ひたち3号は東京駅をほぼ定刻通りに発車。途中、数分の遅れはありましたが順調に常磐線を下っていきます。

 

そして最後まで不通となっていた富岡~浪江間へ。途中の夜ノ森・大野・双葉の3駅は再開直前まで帰還困難区域に指定されており、駅から少し離れると現在でも立ち入りが許されない場所があります。震災から12年が経過しましたが、未だに避難を余儀なくされている地域があるということで、いかにあの事故の影響が甚大であったかを改めて知ることとなりました。

 

 

4時間半ほどの乗車で仙台駅に到着。時間こそかかりますが、いい経験になりました。

 

さて、今回仙台に来た目的は撮り鉄ではなくライブ。めちゃめちゃ楽しかったです。

 

 

で、翌日。この日はうみの杜水族館に行く予定だったのですが…、

 

無理を言って仙台埠頭駅に寄らせていただきました。

 

キヤE195系とチキが留置されていました。

 

車番をよく見ると「チキ6421」、越中島貨物駅常備のチキです。

 

2022年4月から運行が開始された仙台埠頭発の首都圏向けレール臨貨。越中島から仙台埠頭へチキを送り込み、積み込みを行って発送、首都圏の各輸送先に向かうという流れになっています。開始当初は今後のレール臨貨の発送が全て仙台埠頭発になるのかと思いましたが、依然として越中島からの発送も行われています。本当によくわかりません。

 

今回送り込まれてきたのはチキ6421・6099・7079・7074・7082・7032の6車。6月28日発の9294列車で越中島を発ち(チキ7032・7082は6月26日発)、7月6日の551列車で仙台埠頭にやって来ました。送り込まれて3日後ということでまだレールは積まれていませんでしたが、仙台埠頭に越中島のチキが留置されているという光景だけでも一見の価値があるかと思います。

 

そんなチキの隣にはST-3編成。この日の朝の551列車で送り込まれてきました。

 

チキ7000形と小牛田キヤ。かつて東北にもチキ7000形が在籍していましたが、東日本大震災津波の惨禍に見舞われ、廃車となっています。あれから10年以上の月日が過ぎ、再びチキ7000形が東北の地にやって来たのでした。

 

 

東北地区レール輸送の新時代を感じさせる光景です。

 

そして反対側に移動。

 

 

 

こちら側からの方が車番が見やすいですね。自動車船「清和丸」の姿も見えました。

 

ST-3編成は11日の552列車(白石工臨)、チキ6車は7月13日の552列車(東京タ・川崎貨物・梶ヶ谷タ行き)でそれぞれ発送されています。

 

 

今年3回目の訪問となった仙台埠頭駅。次はいつ訪問できるかな…。

 

帰り際、仙台港駅に目をやるとSD55 103がいました。色々な噂があるようで、先行きが気になります…。

 

 

さて、この後は本題の仙台うみの杜水族館へ。

 

 

 

今まで色々な水族館に行きましたが、ここは展示の「質」といいますか、ものすごく丁寧に作り込まれているなという印象を受けました。閉館までいたいところでしたが、新幹線の時間が迫っていたので泣く泣く撤収しました。

 

仙石線で仙台に戻り、東北新幹線で東京へ。新幹線って速いんですね。

 

以上です。