れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

10/27-28 4100レ

昨日から今日にかけての分です。

 

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終電前の高尾山口駅に行ってきました。

 

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お目当ては廃止が目前に迫った4100レ。ここにきてまさかの2+6登板となりました。

 

府中に先回りしまして…、

 

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4100レ 区間急行 桜上水  7000系7421F+7709F 府中

 

編成撮り。ワンマン対応車の7421Fが先頭に立ちました。

 

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ついでに2018年1月に撮った7421Fの4100レも貼っておきます。後ろの7709Fは種別幕未更新という、4100レ史上最強クラスのネタ編成です。

 

以上です。

 

10/26 尾久車両センター

一昨日の分になります。

 

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天気がよかったので、尾久車両センターのキヤE195系を見てきました。

 

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測定用コンテナが積まれたST-13編成の後ろには量産先行車のST-1編成。現状では唯一レール積下装置が取り付けられている編成。他編成に取り付けられる気配が全くありませんが、実用化されることなく終わってしまうのでしょうか…。

 

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左側に目を移すと、もう2本キヤがいました。

 

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手前がST-9編成で、奥が先日の公式試運転で不具合が生じたらしいST-8編成。何やら作業が行われているところでした。

 

この他の編成はと言いますと、ST-10編成は長野支社管内で訓練中、ST-12編成は長野支社管内で訓練に使われていたものの不具合が生じたようでEF64 1032に牽かれて尾久に強制送還(現在修理中?)、ST-11編成の姿は見えませんでしたが、きっと尾久のどこかにいると思われます。先日は小牛田車の故障も発生したようで、なんだかトラブル続きなキヤE195系。これ以上壊れることなく、無事に運用入りしてくるとよいのですが…。

 

以上です。

 

10/24 風っこ只見線紅葉号など

前回の続きです。

 

只見工臨を満喫した翌日も只見線へ。朝5時に宿を出まして、前日に引き続き只見行きの始発列車を狙います。

 

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2421D 普通 小出  キハ110系2両 大白川~入広瀬

 

前日と撮影区間は同じですが、今回はアーチ橋で撮ってみました。

 

で、ここから2時間半ほど列車が来ないので…、

 

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大白川駅を散策。駅名標をよく見ると、両端の駅がテープで貼り替えられているのがわかります。かつては入広瀬駅~大白川駅間に柿ノ木駅、大白川駅~只見駅間に田子倉駅が存在しましたが、どちらも廃駅となっています。廃駅に挟まれた駅です。

 

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1面2線の島式ホームと、昨日ENR-1000が留置されていた側線が1本。行き違いの時以外は基本的にすべての列車が駅舎と反対側(奥)の線路を使用します。前日に只見工臨返空が入線したのは駅舎側の線路です。

 

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ホームから只見方を望みます。合流地点の手前にもう1本側線のようなものがあります。かつて何かに使われていたのでしょうか…?

 

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駅舎側の線路は40Nレールが使用されています。駅舎と反対側の線路は50Nレール、使用頻度の差がレールの種類からも見て取れます。

 

そんなこんなしているうちに普通列車の時間になったので…、

 

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2422D 普通 只見  キハ110系2両 大白川~只見

 

大白川駅の少し先で折り返しの只見行きを。朝の雨がウソのように、太陽が顔を出しました。

 

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振り向いてもう1枚。こっちの方が気に入っています。

 

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9436D 快速 只見線紅葉満喫号  GV-E401-8+GV-E402-8 大白川~只見

 

2422Dの通過から約1時間、今度は新津のGVが登場です。この日は土曜日ということで、新潟から只見に向かう臨時快速が運転されていました。紅葉と車体色が相俟ってなかなかいい感じです。

 

で、ここから再び六十里峠を越え、只見駅も越え、只見東線区間へと突入。

 

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9425D 快速 風っこ只見線紅葉号  キハ48形改「びゅうコースター風っこ」 会津水沼会津中川

 

やって来たのは第四只見川橋梁。「びゅうコースター風っこ」が登場です。こちらは会津若松から会津川口まで運転された只見東線の臨時快速。さすがは紅葉シーズンといったところでしょうか。風っこはこれが初撮影なのですが、なかなか絵になる車両だなと。

 

で、昼飯を挟んで折り返しを狙います。

 

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9428D 快速 風っこ只見線紅葉号  キハ48形改「びゅうコースター風っこ」 早戸~会津宮下

 

復路は第三只見川橋梁で。通過直前から雨が降り出してご覧の状態に。まあこれもこれで味があって以下略。

 

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427D 普通 会津川口  キハE120系3両 会津宮下~早戸

 

ちょっと移動して会津川口行きの普通列車も。この区間キハE120が走っているんですね。

 

これで只見線の列車撮影は終了。ここから只見方面に戻るわけですが、道中で只見線の不通区間の脇を通るので、車窓越しですが少しだけ様子を見てきました。

 

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まず本名~会津越川間の第六只見川橋梁。橋が丸ごと流失するという甚大な被害が発生した箇所です。写真で見る限りではなかなか大きな橋が架かっていたようですが、それを丸ごと流失させるとは…、自然の力は恐ろしいものです。現在、この第六只見川橋梁の工事が難航しているそうで、先日JR東日本から全線復旧が2021年度完了見込みから2022年度完了見込みに変更になったとの発表がなされました。

 

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こちらは会津塩沢会津蒲生間の第八只見川橋梁付近の様子。盛土崩壊や路盤沈下などの被害に見舞われました。こちらも雨の中復旧に向けた作業が行われていました。

 

2022年度の全線復旧を目指して工事が進められている只見線の不通区間。再び線路が一本に繋がる日が来ることを願うばかりです。

 

これにて2日間の只見線ツアーは終了。お土産を買いつつ、東京へと戻るのでした。

 

以上です。

 

10/23 只見工臨など

先週の金曜日の分になります。

 

先週の金曜と土曜に只見線へ行ってきました。今まで全くと言っていいほど縁のない路線でしたので、もちろん今回が初探訪です。

 

木曜の夜に東京を経ち、国道17号線をひたすら北へ。運転手に全てを委ねて爆睡をかましつつ、小出から252号線に入り…、

 

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やって来たのは大白川駅。始発の小出行きが停車中でした。側線には投排雪保守用車のENR-1000の姿も。「投排雪保守用車」ってくらいですから、本来の役目は除雪作業なのですが、これからの時期は落ち葉対策にも使用されるそうです。

 

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2421D 普通 小出  キハ110系2両 大白川~入広瀬

 

少し移動して小出行きの2421Dを。今年の7月まではこの区間をキハ40が走っていたそうですが、見ての通り現在はキハ110へと置き換えられています。ヒャクトーは割と好きなのでこれはこれでアリかなと。

 

で、ここから一気に北上しまして…、

 

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やって来たのは新津工臨でおなじみの新津駅。花と石油と鉄道のまち、そして新潟支社レール輸送の要衝です。

 

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到着すると既に主役が出発の時を待っていました。

 

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工9732 只見工臨  DE10 1700+チキ2車+DE10 1680 新津

 

約1年ぶりの運転となった只見工臨です。新津から小出を経由して只見へと向かうのですが、小出駅只見駅での機回しを省略するため、JR東日本管内ではかなり珍しいDE10のプッシュプルによる運転となっています。小出まで先頭に立つのは先日全検出場したDE10 1700。これが検明け最初の牽引仕業となりました。

 

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ホームに入って後ろからも1枚。小出から先頭に立つのはDE10 1680。

 

昨年度は2度に渡って運転された只見工臨ですが、この1680号機は故障により戦線離脱していたため、只見工臨への登板は今回が初となります。ちなみに、長岡車両センターにはDE10が2機しか所属していないため、昨年度は郡山車両センターからDE10を1機送り込んだ上で使用していました。

 

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そんなわけで、初の長岡釜PPとなった只見工臨。信号が開通し、一路只見へ向けて発車していきます。

 

発車を見送った後は来た道を戻るように只見線方面へ。六十里峠のカーブに悲鳴を上げつつ、やって来たのは2013年に廃止された田子倉駅の近くの撮影地。

 

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工9434 只見工臨  DE10 1680+チキ2車+DE10 1700 大白川~只見

 

電波も通じない中待つこと十数分、主役のお出ましです。ほんのりと黄色く色付き始めた木々の合間を縫い、只見へ向けてラストスパート。雨で後ろの方の山は霞んでしまいましたが、これはこれで雰囲気があっていいなと。懸念していた長さもギリギリ収まってくれました。

 

写真をゆっくり確認する暇もなく、ここから一気に只見駅へ。

 

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到着すると既に取卸しの作業が始まっていました。が、現場でおなじみの山越器が見当たりません。

 

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…、実は只見駅での取卸しは山越器でなくクレーン車を使用して行われるのです。首都圏ではまず見られない取卸しの方法です。これが見たかったので、はるばる只見へとやって来たのでした。

 

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まずレールの両端と内側2ヵ所に金具を取り付け、それぞれにワイヤーを掛けます。

 

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そしてクレーンがレールを吊り上げます。レールの両端から地上の作業員の方の元にもワイヤーが延びているため、吊り上げられた状態でもレールが暴れることはなさそうです。

 

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そして線路脇のレール置き場へと降ろされます。これで1本分の取卸し作業が完了です。

 

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レールの固定方法はこんな感じ。クレーンから延びたワイヤーはレール中央付近の2ヵ所に、そこからレールの端にそれぞれワイヤーが1本ずつ、両端からは地上へワイヤーが1本ずつ延びています。山越器を使用した取卸しはレールを2ヵ所で固定しますが、クレーンを使用する場合は4ヵ所で固定するようです。

 

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後はこの作業が46回繰り返されるわけです。ギャラリーもかなり減ってきたので、角度を変えて色々と撮影。

 

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作業開始時は土砂降りだった雨もかなり弱まってくれました。

 

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紅葉の始まった山を背に行われる取卸し作業。こんなにも季節を感じる現場ってものなかなかないのではないでしょうか。

 

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しばらくして、小出からの2424Dが到着。列車到着時は作業が一旦中断され、ホームからお客さんがいなくなった後に作業再開となりました。

 

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前回の運転時はまだキハ40が現役だったので、只見駅でのDE10とキハ110の並びはこれが初めてだと思われます。

 

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それにしても、こんなにクレーン伸ばすんですね…。 

 

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さて、只見到着からおよそ3時間、これで最後の1本の取卸しが終了となりました。

 

このあと列車は新津へと戻るわけですが、発車まで時間があったので…、

 

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2425D 普通 小出  キハ110系2両 只見~大白川

 

田子倉でキハ110を。工臨の横に停まっていた列車です。この区画はかなり紅葉が進んでいまして、なかなかいい写真が撮れたなと。

 

で、1駅進み、本日2度目の大白川駅へ。1駅といっても、峠をトンネルで突っ切る列車ですら30分もかかるような区間ですので、ぐねぐねと峠越えをしていく車では1本道とは言えどかなり時間がかかります。

 

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工9435 只見工臨返空  DE10 1700+チキ2車+DE10 1680 大白川

 

すっかり日も落ちた大白川駅に只見工臨返空が到着。駅舎側の線路に入線しまして…、

 

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2426Dと交換。なかなかエモい光景です。

 

ここから一気に先回りして、最後は東三条へ。

 

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工9737 只見工臨返空  DE10 1680+チキ2車+DE10 1700 東三条

 

〆のバルブもきっちり回収。チキのプッシュプルって、後ろの機関車の顔も見えるからいいですよね。

 

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停車時間があったので後ろからも1枚。検明けの1700号機、ピッカピカでした。

 

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最後に荷票を。荷受人は長岡保線技術センターになっています。

 

ところで、只見駅は仙台支社管内の駅ですから、本来であれば陸前山王からレールが運ばれてくるのが自然と言えます。しかしながら、2011年7月に発生した「平成23年7月新潟・福島豪雨」の影響で只見線会津川口~只見間が現在でも不通状態となっており、会津若松側から只見駅に向かって工臨を運転することはできません。そんなわけで、越中島から一旦新津を経由して、只見へと向かう段取りになったのだと推測されます。また、昨年から3度に渡って運転されてきたこのレール輸送も、どうやら只見線不通区間の復旧に使用するレールを運ぶのが目的のようで、支社の垣根を超えた災害復旧への動きを垣間見ることができたように思えます。

 

…、とまあそんなことを考えつつ宿へ。翌日に備えて爆睡をかますのでした。

 

つづく。

 

武蔵野線205系の思い出

2020年10月19日のM20編成運用離脱をもって、武蔵野線から205系がいなくなりました。信じられない。

 

別に205オタクってわけではないのですが、子どもの頃からお世話になった電車ではあるので、昔の写真張り付けて言いたいことを言っていこうと思います。

 

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武蔵野線205系が運用を開始したのは2002年12月のこと。そこまで遠い昔の話ではありません。E231系500番台投入で山手線を追い出された205系が大量に武蔵野線へとやって来ました。

 

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そんなわけで、大半の車両の新製配備は山手電車区なのですが、何本かの編成は別のところからやって来たりしています。写真のM1編成の新製配置は浦和電車区、もともとはスカイブルーの帯を巻いていた編成です。

 

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そんな武蔵野線205系の魅力といえばバリエーションの豊富さ。晩年に方向幕がLEDに換装された編成(M28~M36)や…、

 

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南武線205系淘汰の際に武蔵野線へと転属してきた編成(M51・M52)、

 

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武蔵野線生え抜きの通称「メルヘン」(M35・M62~M65)なんてやつもいました。武蔵野線には踏切がないのでスカート(排障器)が取り付けられず、特徴的な外観になっています。

 

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中でもかなり異彩を放っていたのがM35編成。メルヘンと呼ばれる武蔵野線生え抜きの205系は基本的に6M2Tなのですが、このM35編成は色々あってVVVF化改造を受け4M4Tに。晩年は方向幕もLEDとなり、個人的にクセの強さNo.1だと思っています。

 

この他に、武蔵野線から横浜線に行った編成(M66→H28)ってのもいました。武蔵野線の歴史は首都圏の通勤型電車の転配の歴史でもあるのです。この他にも細かい差異とか色々あるみたいですが、そこらへんはもっと詳しい方がたくさんいらっしゃることですし、沼には踏み込まないことにしておきます。

 

 

…、とまあ色々と書いてきましたが、お前は205系に興味あるのかと言われると、正直なところ一切なかったです。乗る機会はめちゃめちゃありましたが、写真を撮ることがあるとすれば貨物か工臨のついでとか、それくらいの存在でした。

 

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ただ、メルヘン顔の205系は割と好きだったので、ちょっとだけ意識して狙っていた時期もあります。大した写真は撮れてないですが…。

 

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出羽公園のひまわりとメルヘン。

 

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こちらはM62編成のOM出場。珍しく編成札つけっぱなしでの出場。

 

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2016年の豊田車両センターまつりではM35編成がゲスト出演したり。メルヘン顔の連中は新製配置が豊田ってこともあっての選定だったのでしょうか。

 

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あと、武蔵野線にやって来る多種多様な車両とのコラボってのは魅力的に思うところがありました。こちらは北府中工臨を牽いてやって来た田端のPFとのコラボ。

 

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メルヘンver.もありました。

 

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甲種輸送中のE721系1000番代との顔合わせも。

 

 

そんな武蔵野線205系に大きな転機が訪れたのが2017年。

 

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武蔵野線向けのE231系が遂に姿を現したのです。山手線にE235系を投入し、追い出されたE231系500番代を中央・総武緩行線に投入し、追い出されたE231系0番代を武蔵野線に投入という構図になりました。

 

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そして2017年9月、武蔵野線向けE231系第1号が秋田総合車両センターから所属先の新習志野へ配給されました。この編成はMU2編成として2017年11月1日から運用を開始しています。

 

再び追い出される身となった205系。動きがあったのはE231系の運用開始から4ヶ月後のことでした。

 

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2018年3月2日、M24編成が長岡のEF81に牽引されて新津へと向かい、新潟港から船でジャカルタへ。廃車ではなく、海外譲渡という道を辿ることとなりました。

 

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途中から船の出発地が新潟港から千葉港に変更になったりしましたが、最終的に1本の廃車も出すことなく全編成がジャカルタへと向かいました。

 

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譲渡のためにジャカルタへと向かう編成にはジャカルタ行きの特製方向幕が用意され、日本での最後の旅路に花を添えました。初回だけという噂もありましたが、全42回、全て異なるデザインという力の入りっぷりでした。

 

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時は流れて2020年、あれほどいた武蔵野線205系もとうとう最後の1本となってしまいました。最後に残ったのはM20編成、量産車最古参のクハ204-5・205-5が組み込まれた編成です。

 

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実は北府中工臨のついでに1回だけ撮ったりしていました。これが自分の武蔵野線205系最後の撮影となりました。

 

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「府中本町」の方向幕も、

 

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オレンジ帯と丸目のライトの組み合わせも見納めです。

 

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こんなご時世ということもあって大々的なイベントは行われずに(コロナがなくてもイベントはやらなかったようにも思えますが…)運用離脱となりましたが、武蔵野線の各駅には205系への感謝を込めたポスターが掲出されました。

 

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実際に205系とお仕事をされていた方々のメッセージというのは、グッとくるものがありますね。

 

 

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さて、何事もなければ武蔵野線205系最後の譲渡配給が新習志野を出た頃だと思います。興味はほとんどなかったとは書きましたが、最もお世話になった車両の1つであることは間違いありません。

 

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長らくの活躍、本当にお疲れ様でした。ジャカルタの地での活躍を祈っています。