7月10日の撮影分です。
話は2ヶ月ほど遡りまして5月16日、この日JR東日本から発表された夏の臨時列車の中に衝撃の列車が記載されていました。その名も「GV・SLぐんま横川」「GV・SLぐんま桐生」です。
高崎支社では長らくSL牽引の客車列車を運転していますが、横川往復の「ぐんま横川」については横川駅での機回しができないため、DL・ELとのプッシュプルで運転を行ってきました。そんなSLとDL・ELの競演は2024年11月24日の「DL・ELぐんま1fin」の運転をもって終了。今後は電気式気動車GV-E197系がDL・ELの役割を引き継ぐことになると発表されていました。
旅客列車の牽引実績が十分なDL・ELとは異なり、生粋の事業用車両として生まれたGV-E197系。SLの補助機関車としての役割を担うのは自然な流れと言えますが、果たして事業用車両の牽引する客車列車なんてものが走るのか…、と少し懐疑的な目で見ていた部分がありました。そんな中でプレスリリースに堂々と記載された「GV」の文字。これまで新型事業用車たちの動向を見守ってきましたが、この事業用車両だろうが前面に押し出していこうじゃないかという決断には歓喜の涙を流さざるを得ませんでした。
そんなわけで、7月19日にいよいよGV-E197系牽引の営業列車がデビューするわけですが、運転に先立って高崎支社管内で様々な装飾がなされているという情報を得まして、ちょろっと高崎駅に行ってきました。

まず在来線改札を入った正面。

「GVを応援するのは俺だ。」と書かれたポスターが掲示されています。

ポスターの前には特製の旗が。「GV・SLぐんま横川」と「GV・SLぐんま桐生」のデビュー日となる7月19日と7月21日にGV牽引列車に向かって旗を振ろうという「GV応援プロジェクト」が企画されているようで、旗の配布が行われています。

続いて2・3・4番線ホームへと向かう階段。ここには4種類のポスターが掲出されていました。

まず「はじめまして。GV-E197系です。」と書かれた2種類のポスター。文面は同じですが、使用されている写真が異なります。このポスターは比較的早い段階から掲出されていたもののようです。

その向かい側には7月19日のデビューを告知する2種類のポスター。こちらは比較的最近掲出されたもののようです。

最後に5番線ホームの壁面。「SLを引くのは俺だ。」と何とも力強いメッセージが記されたポスターが3連貼りになっています。
この他にも前橋駅などで装飾が確認されていますが、この日はこれにて撤収。機会があれば見に行きたいものです。

いよいよ目前に迫った事業用車両の晴れ舞台。楽しみですね。
以上です。