れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

2024/1/15-16 新宿工臨

15日から16日にかけての撮影分です。

 

この日は久々に新小岩信号場へ。

 

工臨の発着番線が7番線になってからはすっかりご無沙汰な新小岩。午後便のキヤとEF65 2066が停車していました。ところでこのキヤなんですが…、

 

 

ST-7+ST-6編成、5日に小牛田からやって来た定尺キヤです。10日に東京レールセンターへ送り込まれましてレールの積み込みを行い、15日の午後便での発送となりました。

 

前代未聞の小牛田車による東京レールセンター発送ですが、他の編成の動向等を見ている限りでは検査による編成不足を賄うための措置ではないかと思われます。15日にST-8編成が出場したものの、この時点ではST-9・ST-10編成が入場中。ハンドル訓練等もありほぼほぼフル稼働のような状態になっていたので、小牛田のキヤがピンチヒッターとしてやって来たのではないでしょうか。冬季は東北地区の工臨がほとんど走りませんので、今後も検査が重なればこのような貸し出しが定番化するかもしれませんね。

 

さて、せっかく新小岩に来たということで、先日全廃(一部譲渡)となった越中島貨物駅常備のホキとともに1枚。砕石輸送にもいよいよ新時代が訪れようとしています。

 

工9326D 新宿工臨  キヤE195系ST-7+ST-6編成 新小岩

 

ということで、午後発送の新宿工臨です。小牛田キヤの貸出運用1発目は東京支社向けのレール輸送となりました。新小岩信号場に佇む小牛田車。間違いなくキヤ工臨の歴史に残るシーンです。

 

 

いつまでも見ていたいところですが、発車は見送らずに金町に先回り。幾度となく夜発送を撮った駅ですが、ホームドアの準備工事が行われておりまして、当時と比べると随分と撮りにくくなっていました。

 

工9326D 新宿工臨  キヤE195系ST-7+ST-6編成 金町

 

程なくして新金線からキヤが到着。わざわざこんな暗い切り位置で撮っているのは理由がありまして…、

 

ここで折り返します。

 

チキ車時代の新宿工臨は金町から常磐線を下って馬橋から短絡線経由で武蔵野線に入り…、といったルートでの運行でしたが、キヤになってからは経路が大幅に変更されまして、金町で折り返して田端操車場へと向かいます。田端からは山手着発線に向かい、そのまま山手貨物線を上って新宿へ。機回し不要のキヤだからこそ実現できた、実にスマートな経路です。

 

ここでは5971列車との並びも見られました。あまりの暗さになかなか難儀しましたが、辛うじて仙ココの文字が読めるのでヨシとします。

 

 

さて、一通り記録はしたのでこれにて撤収…、でもよかったのですが、せっかくの機会なので新宿に宿を確保しまして…、

 

工9340D 新宿工臨  キヤE195系ST-7+ST-6編成 池袋~新宿

 

新宿大ガードでもう1発撮ってみました。昨年品川工臨で同じような写真を撮りましたが、品川工臨は新宿通過、対して新宿工臨は当然新宿が終着駅なのでかなり低速で通過します。撮影条件としては圧倒的に新宿工臨の方がいいわけです。

 

加えて今回は2編成併結。これは前回とは違った絵ですね。

 

小牛田車ってのはわからないですが、この絵がほしかったのでわざわざ来てみた次第です…、と思っていたのですが、拡大したら普通に車番読めました。最近のカメラの高感度耐性には驚かされるばかりです…。

 

さらに今回は北入行きなので、新宿駅で折り返してもう1回大ガードに帰ってきます。色々模索しましたがこれが限界でした。

 

 

これで新宿工臨の追っかけは終了。宿で仮眠しまして…、

 

翌朝は北入の保線基地が見える西武新宿駅へ。ちょうど見やすいところに留置されていました。

 

 

小牛田キヤと山手線のコラボ。新宿工臨ならではの光景です。

 

このあとレールの取卸しが行われまして、20日に田端へと返却されました。半ば無理矢理な行程ではありましたが、歴史的な光景を記録することができて何よりでした。

 

以上です。