一昨日の分になります。
チキ工臨からキヤ工臨への世代交代、新型事業用車の登場、激動の1年となった2021年。その締めくくりとして、今年大きな変化が見られた各所を回ってきました。
まずやって来たのは田端運転所。新型事業用電車のE493系の姿がありました。
今年の2月に登場したE493系。5月に各所でELを連結した試験が行われましたが、それ以降の大きな動きはなし。今後メインになるであろう電車を牽く姿がいつ頃から見られるようになるのか、要注目です。
黄色い車両に侵食されつつあった南部機待ですが、まだまだ機関車の姿も多く見られました。手前からDE10 1752、EF65 1103、キヤの奥にはEF65 1115とEF81 81の姿も。
水戸から帰ってきたEF81 80と、これから水戸に向かうEF81 95の並びも見られました。
チキ工臨の廃止で随分と仕業が減ってしまった田端のEF81ですが、今年は1機の廃車も出ずに年末を迎えることとなりました。
EF65も同じく仕業が激減。8月には1104号機が長野へと旅立ちました。
他方で1115号機はチキ工臨廃止間近の3月3日に全検出場。旅客会社の電気機関車全廃はもう少し先の話になりそうです。
続いて越中島貨物駅へ。
この場所も1年で大きく変化が見られました。積込線の新型クレーンの完成に始まり、短キヤの初入線、そして旅客会社のチキが全て廃車(一部譲渡)に。残ったJR貨物所属のチキは1列にまとめられ、キヤは全編成所属先に帰還。
去年の今頃はこんなにもチキがいたのですが…、
すっからかんになってしまいました。
そんな中、川崎貨物駅常備だったチキ7000形の一部が越中島貨物駅常備となりました。現在までにチキ7082・7032・7074の3両が越中島貨物駅に到着しています。また、チキ7123・7079・7129についても表記が越中島貨物駅常備に変更されており、こちらも近いうちに越中島貨物駅へやって来るものと思われます。どのような使い方をされるのか非常に気になるところです。
最後は尾久車両センターへ。
こちらもすっかりキヤに侵食されています。走る国宝ことST-1編成の姿も確認できました。
奥の方にもキヤがずらり。チキ車のように越中島貨物駅に常駐しているわけではないので、今後も年末年始や長期休暇中はキヤが大集結している光景が見られそうです。
4月に念願の実戦デビューを飾ったLT-1編成は洗浄線でお休み中。ここにロンキヤが入っているところは初めて見ました。
首都圏のレール輸送を取り巻く環境が大きく変わった2021年。歴史に残る1年だったことは間違いありません。なかなか全てを記録するということは難しかったですが、チキからキヤへの世代交代の瞬間をこの目で見届けることができたことは、レール輸送ファン冥利に尽きます。
キヤ工臨はまだまだわからないことだらけです。これからも新しい発見がたくさん出てくるでしょう。2022年もマイペースに追っていけたらなと思っています。
これで年内の更新は最後になります。今年1年れーるノートをご覧いただきまして、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。