れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

2023/10/4 9295レ・工7232Dなど

ご無沙汰しております。最後の更新から3ヶ月ほど間隔が開いてしまいました。ここまで間隔が開いたのは初めてかもしれないですね…。何か特別なことがあったというわけではなく、多忙でカメラを触れない日々が続いていただけの話です。一段落しましたので、また更新を再開していきます。

 


 

ところで、この3ヶ月の間も首都圏のレール輸送の情勢を注視していたのですが、衝撃的なニュースや出来事がいくつかありました。一番の衝撃は(首都圏エリアの話題ではないですが)やはり名古屋港線の廃止決定。こちらは近いうちに現地を訪れようと考えています。そしてもう1つ、越中島のチキ車に関わる大きな出来事がありました。ちょうどその幕切れを見届けることができそうだったので、久々にカメラを持ち出して外に繰り出しました。

 

やって来たのはそらいどひろば。小雨の中待つこと暫し、DD200がチキを牽いてやって来ました。一見するといつもの9295列車ですが…、

 

9295 DD200-6+チキ2車 新小岩信~越中島貨物

 

チキ6101・6102ユニットにスタンションポールが取り付けられました。目を疑うような光景です。

 

 

事の発端は8月21日。チキ7123・7129ユニットとともに東京貨物ターミナル行きレール臨貨として発送されたチキ6101・6102は、25日の8765列車で川崎貨物駅に到着。チキ7123・7129はそのまま5971~9295列車と流れて越中島貨物駅に帰還したのですが、チキ6101・6102は川崎貨物駅に留まり、27日の8863~9863列車で一路東海道を下り、愛知県の稲沢駅へ。3日間の留置を経て30日に8865列車で安治川口駅へと向かいました。

 

安治川口駅でレールの積み込みとともにスタンションポールの設置が行われ、9月8日の8864列車で来た道を戻り、再び稲沢へ。今度は11日の5283列車に連結されて三重県富田駅へ。数年に一度のペースで行われているらしい三岐鉄道向けレール臨貨に越中島貨物駅常備のチキ車が使用されるという、歴史に残る珍事が発生しました。

 

保々駅でレールを降ろしたチキ6101・6102は東藤原駅経由で富田駅へと戻り、17日の5280列車で稲沢へ。しばらく留置されたのち、10月2日の8862列車で川崎貨物駅に向けて東海道を上り、翌3日の5971列車で新小岩信号場へ。そして4日の9295列車で越中島貨物線へと戻ってきました。

 

 

さて、これは越中島貨物駅の入換も撮らねばということで一気にワープ。

 

※入換 TMC400A 55+チキ6車 越中島貨物

 

約4ヶ月ぶりのしおかぜ橋。感激に浸る間もなく、既に9294列車の入換が始まっていたので慌てて撮影。

 

この日の9294列車はチキ6車の回送。新小岩方からチキ6421・6099・7079・7074・7032・7082の順でした。2日に9294列車で出ていったチキ7123・7129と共に、今年2回目となる東日本周遊の旅に出るようです。

 

※入換 TMC400A 55+チキ2車 越中島貨物

 

そして本題の9295列車の入換。移動機といい背後のDD200といい、頭の処理が追いつかない光景であります。

 

チキ2車なのでかなり手前で停止。それでもスタンションポールの存在感は抜群です。

 

折り返して貨車置き場へ。

 

検切れのチキが留置されている組成線に押し込まれていきました。

 

スタンションポール付きのチキ車が越中島貨物駅に入線するのは、2011年の東日本大震災の際に仙台支社のチキが越中島にレールを貰いに来たとき以来、およそ11年半ぶりの出来事になると思われます。

 

中京・関西地区や三岐鉄道越中島チキが走る姿を撮影できなかったのは残念ですが、1ヶ月半にわたる長旅の最後の最後で貴重なシーンを収めることができてよかったなと思います。

 

 

さて、ここからはいつも通り午後便を。

 

※入換(品川工臨) キヤE195系ST-14編成 越中島貨物

 

この日の午後発送は品川工臨でした。約3ヶ月ぶりにキヤE195系を撮影。やっぱりいいもんです。

 

引上線の手前でフル点灯に。あまりの美しさに涙を堪えながらの撮影となりました。

 

折り返して着発線へ。引上線の脇に咲く花々に僅かながらの季節感を覚えます。

 

入換が一段落しましたので、ここで全景を。やはりスタンションポールの存在感は抜群。この距離からでも視認できます。

 

ズームしてもう1枚。越中島貨物駅到着後に取り外すかと思いきやそんな様子もなく、どうやら現在のところも取り付けられたままだとか…?そもそもこのポールは安治川口(関西支社)の持ち物だと思うのですが…、今後の動向に要注目です。

 

時間があるので潮風の散歩道にも行ってみました。

 

前日の午後便で送り込まれてきたST-19+ST-17編成が留置されていました。潮風の散歩道の訪問も久々でしたね。

 

で、再びしおかぜ橋へ。

 

※入換 キヤE195系LT-1編成 越中島貨物

 

午後の送り込みが到着。キヤE195系の歴史を築き上げた偉大な量産先行車、LT-1編成がやって来ました。

 

折り返して積込線へ。この位置で一旦停車して作業を行い…、

 

少しずつ積込線に入っていきます。

 

この位置で再び停車。ロンキヤが送り込まれてくるとやることが色々とあるようですね。

 

さらに奥まで進み、前面扉がオープン。

 

扉の前のライトが点灯しまして…、

 

エプロンが降下。

 

動作試験なのか、何度か上下する様子が見られました。

 

最後にもう一度全景を。積卸作業場にいたST-19+ST-17編成がチキ6101・6102の前に入りまして、貨車置き場がなかなかの密度になっています。

 

久々の越中島貨物駅、存分に堪能することができました。

 

工7232D(入換) キヤE195系ST-14編成 越中島貨物

 

帰り際、ちょうど工7232Dが旧小名木川駅にやって来る時間だったので柵の隙間から撮ってみました。もう少し高さが稼げればよさげですが…。

 

このあとは秋葉原で買い物を済ませ、撤収しました。

 

以上です。