れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

鉄路を去った車両たち

2015年の総集編が終わったので特集を何本か組んで更新頻度を維持していくことになりましたよってことで第1弾、今年引退した車両を紹介しつつ思い出とかをダラダラと書いていきたいと思います。

総集編とか撮影記で引退の話題に触れたり中には特集記事を組んだ車両もありますが、全く触れられなかった車両もいくつかあったのでここでまとめて掲載します。


EF64-38【高】
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高崎ロクヨンゼロ三兄弟の真ん中。かつては長岡に貸し出されてあけぼのを牽いたこともあるEF64-38です。晩年は工臨などを中心に高崎・甲府エリアで活躍を見せていました。

廃車の噂の絶えない機関車でしたが、2015年3月27日に岡谷工臨を牽いてる最中に故障に見舞われ、なんとか長野まではたどり着いたものの自走不能と判断され、同僚の39号機に救援されて高崎へ。結局6月9日に田端運転所のEF81-98に牽引されて秋田へと旅立ちました。


EF64-39【高】
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高崎ロクヨンゼロ三兄弟の末っ子、39号機。保安装置の関係から入線できる線区に若干の制限はあったものの37・38号機とともに高崎・甲府地区の運用に従事してきました。

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工臨ばかりの地味な晩年でしたが、2014年の秋臨では客車の先頭に立つ姿も見られました。ロクヨンゼロ3機が交互に12系の先頭に立った去年の甲府臨。高崎からロクヨンゼロへの最後の贈り物だったのでしょうか。

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そして9月14日。EF81-141に牽引されて秋田へ。38号機亡き後はまさに孤軍奮闘状態だった39号機。最後は多くのファンに見送られて静かに高崎を後にしました。


EF65-1106【田】
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2015年、長らく8機体制で安定していた田端運転所のEF65に動きがありました。9月7日、EF65-1106が同僚のEF81-133に牽引されて秋田へと旅立っていきました。まさか田端のPFが廃車になるなんて思ってもいなかったので衝撃的な出来事でした。

最後まで綺麗だった車体と回送車票に書かれた「お疲れさまでした」の文字。田端がどれだけ機関車を大事にしているかがよくわかりました。


EF65-1107【田】
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そして11月5日には1107号機がEF64-1053に牽引されて長野へ。特集記事も組んだので多くは語りません。色々と思い出のある機関車だっただけにとにかく残念です。


EF65-1118【田】
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1107号機が旅立った3週間後の11月26日。レインボー塗装を纏っていた1118号機も後を追うように長野へと旅立ちました。こちらも特集記事を書いたので多くは語りません。率直な感想は「まさかあのゲッパが・・・」です。どうせいつまでも残るんだろーと思っていましたが・・・、残念です。


EF81-138【青】
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どのタイミングで触れようか迷っていたら結局年末になっちゃいました。11月23日に青森のEF81-138が同僚のEF81-136に牽引されて郡山へと回送されました。途中で136号機が故障して酒田で長岡の141号機にバトンタッチというアクシデントもありましたが無事に郡山へとたどり着きました。ちなみに廃車ではなく現在は民間企業に譲渡されてどっか(茨城だったような?)に保存されているようです。

ブルトレ団臨と言えば138号機!ってくらいよくブルトレを牽いて首都圏にやって来ていた138号機。牽く客車がいなくなってしまったのだから残す意味はあんまりないですよね・・・。ブルトレ終焉を象徴する出来事の1つになりました。


EF64-1014【愛】
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JRFの貴重なロクヨン原色、1014号機が運用を離脱しました。厳密に言えばまだ解体はされていないのでこの特集に入れるかどうか迷いましたが、復帰する見込みはないだろうなーということで掲載しました。これでJRFに残されたロクヨン原色は1006・1012・1016・(1019)の4機。ただでさえ首都圏で撮れる機会も減っていきているので積極的に狙っていきたいものです。


EF65-2040【新】
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そしてEF65-2040。先日愛知機関区で解体されたそうです。デカパンだけど通風孔はないというちょっと面白い仕様だった2040号機。どうしても2036・2037号機の方に目がいってしまいがちであまり記録できなかったのが残念です。もう1度デカパンのPFを撮りたいなぁと思ったりしますが時すでに遅し・・・。


185系A2編成
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185系でも動きがありました。理由はよくわかりませんがなんか突然A2編成が廃車に。ついにA編成にも廃車が発生してしまいました。そういえば次の改正で新宿あかぎが651系になるそうですが、もしかしたらA編成に余剰が発生するかもしれませんね・・・。


185系OM07編成
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上野・東京ラインの試運転でおなじみのOM07編成も開業を見届けて長野へと旅立っていきました。できればこの姿で踊り子とか入ってほしかったですが残念ながら廃車ということになりました。


115系豊田車
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豊田車両センターから115系が去ったのもこの年でした。最後はヘッドマークを掲げて河口湖に行ったり甲府に行ったり。どちらかと言えば地元エリアの車両でしたが全然記録してなかったなーと密かに後悔してたり・・・。


115系長野車(長野色)
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中央線と言えばこの色!っていう小さい頃からの固定観念があったのですが・・・。そんな長野色の115系はC14編成の引退をもって中央線から姿を消しました。1度運用を離脱しましたが花火大会の関係で復活。最後は9月7日に突然447Mに差し替えられてひっそりと首都圏から姿を消していきました。残された115系の長野色はしなの鉄道の一部編成とL99(旧C3)編成のみになりました。


115系C1編成
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突然長野色からスカ色に塗り替えられたC1編成。豊田の115系亡き後、最後のスカ色として活躍してきました。晩年は横須賀線の入線も実現。そしてC14編成とは対照的すぎるド派手な最後を飾り、首都圏を後にしました。


205系中原車(0番代)
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未だに信じられないのが南武線205系の引退。大半がジャカルタへと譲渡されて第二の人生を送ることになりました。残された南武線205系は1200番代のナハ46編成のみ。なんで1200番代を最後に残したのかはよくわかりません(((

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当たり前の光景だったのに今はもう見られないのですね・・・。時の流れは早いものです。


以上、2015年に引退した車両のまとめでした。最後に、撮影している車両のみの紹介なのでこの他にも引退した車両があることを記しておきます。