5月29日の撮影分です。
27日に発送された我孫子工臨の荷票が見たかったので北柏駅へ。ホームの脇にいるかと思いきや構内の東の方に移動していたので、改札を出て我孫子方の陸橋へ。
我孫子方の側線で取卸し作業を行っていました。発送・返空は我孫子発着なので紛れもなく我孫子工臨なのですが、取卸し場所は北柏の側線で、作業時以外も基本的に北柏駅の脇にある保線区に留置されています。
荷票だけ見てさっさと撤収するつもりでしたが、せっかくなので取卸し作業を見学。そもそもこの位置だと荷票も見えないですし…。
ST-11+ST-12のユニットが解消されてからこの記事を書いている時点で2ヶ月以上になりますが、一向に再結成の気配がありません。
数本降ろしたところで作業が一旦終了。山越器が片付けられてこのまま留置かと思いきや、キヤの前照灯が点灯しました。どうやら北柏駅のホームの脇に一旦戻るようです。
山越器を載せてこちら側にやって来ました。こんなトラックみたいな使い方ができるのもキヤならではですね。
ゆっくりとホームの脇に戻っていきます。後を追っていくと…、
ここに留置されていました。
山越器の色がキヤの車体色と似ているからなんでしょうけど、改造してクレーンが取り付けられましたって言ってもバレなさそうなくらいには見事に一体化しています。
ところで…、
積まれたレールをよく見ると、上段と下段で微妙に大きさが違っています。
見間違いでも気のせいなく、本当に50Nレールと60Kレールの混載です。「上」「下」の文字が実に新鮮です。
5月8日発送の成田工臨で初めて確認された異規格レールの混載。確認できている範囲でこれが3例目になります。チキ車時代は短尺レール輸送(いわゆるチチキチ)において異規格レールの混載を行っていましたが、定尺レール輸送ではここ数年の記録を見た限りだと前例がありません。
今回のような積み荷(50N×25M×14本・60K×25M×17本)の場合、従来であれば2編成を使用しての輸送になったと思いますが、混載がOKということであれば1編成で事足ります。チキ車時代より車両数が圧倒的に減っているので、もしかしたら今後もこのような混載が見られるかもしれません。もっとも、混載ができる条件はかなり限られると思いますが…(それぞれのレールが同じくらいの本数でかつどちらも1段で収まる本数の場合のみ混載が可能と思われる)。
どんどん進化していくキヤ工臨。話題が尽きませんな。
無事に荷票も見られたので北柏からは撤収。新松戸乗換で潮見を目指します。
2日ぶりの越中島貨物駅です。この日の午前便でLT-1編成が送り込まれ、積込線にロンキヤが2本並ぶ光景が見られました。複数のロンキヤが越中島にいるのはさほど珍しいことではありませんが、積込線に2本並んでいる光景を見るのは意外と難しかったり。
ところで、よく見ると停止位置が微妙にズレています。ロンキヤの車体長(18.2m×11車)は積み荷(150Mレール)より50mほど長いので、取卸し現場で使用するエプロン側に寄せてレールが積まれています。そのため、現場の向きによって停止位置を変えて、レールを載せる場所を調整しているのだと思われます。
南側の貨車置き場には定尺キヤが5編成。その脇にはTMC500Wの姿もチラっと見えます。
しばらくして、一番手前の定尺キヤの入換がスタート。
※入換(黒田原工臨) キヤE195系ST-22編成 越中島貨物
午後便の黒田原工臨。史上初となるST-22編成の単独運用です。
キヤE195系の歴史に残る瞬間であります。黒田原工臨の運転自体も約2年ぶりです。
折り返して着発線へ。構内がなかなかに賑やかでいい感じです。
この先も追いかけたいところでしたが、この日はこれにて撤収。
以上です。