れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

2023/10/23 鉄道博物館・試単9534など

先週の月曜日の撮影分です。

 


 

先日は久々に鉄道博物館へ。今年2回目の訪問です。

 

本来であれば『てっぱく「鉄道の日スペシャル月間』が開催されている22日までに行きたかったのですが予定が合わず、開催期間終了の翌日という何とも言えないタイミングでの訪問になってしまいました。期間中は展示車両に蔵出しヘッドマークが取り付けられるとのことだったのですが、まあこればかりは仕方ないと思いつつ入館。とりあえず右折して展示車両の様子を見に行きます。

 

…!?

 

22日で取り付け終了だったはずのヘッドマークがまだ付いていました。定休日が火曜日なのでそれまでは…、ということなのでしょうか?ともかくラッキーでした。

 

ということで、センターに鎮座するC57 135には 鉄道博物館 展示車両輸送中 のヘッドマークが掲出されていました。ちょろっと調べてみたものの、どの車両の輸送時に使用されたヘッドマークなのか、あるいは未使用のヘッドマークなのかはわかりませんでした。

 

続いてED75 775。こちらは「カートレイン」が取り付けられていました。

 

有蓋貨車と寝台車を併結し、自動車と旅客(ドライバー)を同時に輸送していた「カートレイン」。東京から名古屋・広島・九州・北海道の各方面(+北海道内相互発着)に運転されていました。各方面ともヘッドマークのデザインは同じですが種類がいくつかあるようで、鉄道博物館が所属しているのは「カ」の文字がはみ出しているちょっと洒落たデザインのものです。

 

かつてED75も牽引機を務めておりまして、赤い車体に青いヘッドマークが抜群にキマっています。

 

そしてEF66 11。こちらは「あかつき」でした。テールサインや「なは」「彗星」との複合ヘッドマークが赤を基調とした派手目なデザインであるのに対し、「あかつき」単体のヘッドマークは落ち着いたデザインとなっています。デザイナーのセンスが光ります。

 

そしてEF58 89。こちらには「東海道全線電化開通 つばめ」のヘッドマークが取り付けられていました。

 

東海道線全線電化開通日 1956年11月19日の特急「つばめ」下り一番列車に掲出された、たいへんに貴重なヘッドマークです。実際に取り付けられたのは89号機ではなく57号機でしたが、この89号機は同日の特急「つばめ」上り一番列車を牽引しており、現在は京都鉄道博物館に展示されているもう1つの「東海道全線電化開通 つばめ」ヘッドマークを掲出していました。

 

上り一番列車の牽引機は大宮、ヘッドマークは京都という何とももどかしい保存状況ですが、いつか京都のヘッドマークを持ってきて取り付け…、なんてことになればいいなと思います。もっとも、当時は緑色と黄色の「青大将」塗装だったわけですが…。

 

蔵出しヘッドマーク取り付けの対象車両は以上の4機でした。C57 135・ED75 775・EF66 11のヘッドマークについては既に外されていますが、EF58 89のヘッドマークは未だに取り付けられたままのようです。

 

 

ところで、ヘッドマークとは関係ありませんが、0系の展示棟にこんなものが設置されていました。

 

開業記念式典の様子を再現したフォトスポットのようで、手に持つ用の花も用意されていました。こういった細かい変化があるから何度も訪問してしまうんですよね…。

 

さて、一通り館内を回ったところで本題の企画展へ。

 

その名も『大機関車展 ~日本の鉄道を引っぱった勇者たち~』です。日本の鉄道を牽引してきた機関車たちに焦点を当てた、神のような企画展です。入口には巨大なEF81 81のパネル。よく見ると「北斗星」のヘッドマークは本物が取り付けられています。

 

毎度のことながら企画展の中は撮影禁止ですが、貴重な写真や部品、資料が山ほど展示されていました。時間の都合でじっくりは見られませんでしたが、前日から発売開始となった図録を買ったので全く問題ありません。後ほど熟読します。

 

さて、この「大機関車展」ですが、展示そのものに加えてイベントがいくつか開催されておりまして…、

 

その1つがEF58 61へのヘッドマーク取り付けです。常設展示開始から1年、遂にヘッドマークの取り付けが実現しました。

 

記念すべき第一弾は「つばめ」。61号機と「つばめ」と言うと1981年のリバイバル運転が思い出されますが、このヘッドマークリバイバル運転時のものではなく、定期時代の「つばめ」に実際に掲出されていたもののようです。

 

裏面には「東京機関区」の文字。歴史の重みを感じます。

 

 

史上初の「お召列車専用機」として誕生した61号機。故に「つばめ」マークとの組み合わせも特別なものに感じます。

 

11月1日~20日は「サロンエクスプレス踊り子」、22日~12月11日は「サロンエクスプレス東京 BLUE RIBBON SPECIAL」が掲出されるということで、年パスの購入を決意致しました。

 

 

さて、ここからはおまけ。

 

何かと話題の「PLARAIL REAL CLASS」が展示されていました。「飾る楽しみ」と「走らせる楽しみ」の両立を目指した、これまでにない新しいプラレールのシリーズです。

 

ラインナップもこの渋さ。特に185系につきましては、1985年発売の伝説の商品「おどり子ごう」以来、約38年越しに「ちゃんとした185系」が発売されるに至りました。是非とも国鉄特急色の発売もご検討いただきたいところです。

 

 

ということで、これにて鉄道博物館からは退館。湘南新宿ラインで渋谷を目指します。

 

やってきたのは渋谷ヒカリエのスカイロビー。スクランブル交差点と山手線・山手貨物線が俯瞰できるド定番の撮影地ですが、撮り鉄暦n年にして初訪問となりました。着くとちょうど旧塗装のE259系が登場。驚異的なペースで塗装変更が進んでおり、旧塗装同士の連結も貴重なものになりつつあります。

 

試単9534 EF65 1115 渋谷~原宿

 

ここでの本題は尾久のEF65。熱海試単の復路です。熱海駅でトラブルに見舞われ、少々遅れての通過となりました。E235系が裏被りしていますが、これもまた時代を感じさせる要素ということで、前向きに。

 

で、一旦引っ込みまして夜に再び渋谷へ。

 

単9744 EF81 140 渋谷~原宿

 

せっかくなら夜バージョンも、ということで鶴見線向けE131系の配給に使用されたEF81 140の単回を撮ってきました。この手の配給をEF81が牽引したのはかなり久々ですね。

 

久々に動いている機関車を撮りましたが、どちらかというとお目当ては奥にでかでかと掲出されている広告。よくライブに連れて行ってもらっているアイドルの広告が出ているということで訪問してみた次第です。ちょうど単機が2本走ってくれてよかったです。

 

以上です。