れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

2020/2/3-7 関西旅行②

前回の記事の続きです。

 

続いて4日目。眠い目をこすりながら向かったのは京都鉄道博物館。この旅行で唯一事前に行くのを決めていた場所です(

 

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まずはトワイライトプラザなる場所から見学スタート。その名の通り "トワ釜" ことEF81 103が鎮座しています。前に関西に来た時はまだ普通にトワイライトエクスプレスが走っていたので、なんか不思議な感じです。

 

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その隣には "イゴマル" ことEF58 150。EF58は本当に保存両数が多いなあと。

 

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客車を挟んだ反対側にはEF65 1が。貴重な貴重なトップナンバーです。

 

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トワ釜の後ろにはちゃんとトワイライトの客車がくっついています。ちゃんと保存されてよかったなあと。

 

続いてプロムナードへ。

 

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こちらはクハ103-1。国鉄を代表する通勤電車の貴重なトップナンバー、大切に保存されてほしいものです。

 

そして本館へ。

 

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入ってすぐ目に飛び込んでくるのがクハネ581-35とクハ489-1。エモすぎて発狂。

 

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まず左側から。座席と寝台を兼ね備えた交直流電車、改めて考えてみるとなかなかすごい車両だなと。

 

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そして右側。かなり話題になったので今さら説明するまでもないとは思いますが、「展示車両初対決!企画展連動キャンペーン あなたはどっち系?ゴーパー?ヨンパー?」というイベントで、10月14日からクハ489-1に白山色のラッピングが施されています。当初は1月31日までの展示予定でしたが、好評につき2月25日まで延長になったとのこと。間に合ってよかったです。

 

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ヘッドマークもちょこちょこ変えていたようですが、自分が行った時は「白山」でした。正調仕様、最高です。ちなみに明日から最終日までは「はくたか」になるそうです。めっちゃ見たい…。

 

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側面ももちろん白山幕になっています。

 

お目当ては白山だったのですが、せっかくなので他の車両も見学。

 

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こちらはEF66 35。一応現役で動いているところを見たことあるやつということで、感慨深いものがあります。もっとも更新色の姿ですが。

 

で、奥の方になんか怪しげな車両がいたので行ってみると…、

 

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なんかすごいラッピングの施されたキハ185がいました。

 

この車両の正体はJR四国の観光列車、「志国高知 幕末維新号」。1月28日から3月1日まで展示されているそうです。JR西日本の営業線とつながった引き込み線を活用して、色々な車両を持ってきては展示している京都鉄道博物館。この展示スタイルを思い付いた人は本当にすごいなと思います。

 

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相方のトロッコ車両、キクハ32-501ももちろん展示されています。この「志国高知 幕末維新号」は昨年の11月30日で運行を終えたようですが、お次は「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」なる観光列車が4月18日にデビューするそうで、JR四国の観光への力の入れ具合が伺えます。

 

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車両の展示だけでなく、坂本龍馬ら幕末の志士にまつわるパネル展示なども行われていました。本当にこの展示スタイルは素晴らしいと思います。

 

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あとは双頭レールを見てニヤニヤしたりしていました。東の鉄道博物館だとガラス越しでしか見られないですからね。

 

この後の予定も詰まっていたので、ここらで京都鉄道博物館とはお別れ。2時間ほどの滞在時間でしたが、平日で空いていたので色々と見られてよかったです。

 

さて、この後は嵯峨野線で京都に戻るのですが…、

 

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ちょっと前の記事で触れた、梅小路京都西駅の軌道を見ることができました。片側だけ先に高架化した関係で、京都方面がスラブ軌道、園部方面が弾性まくらぎ直結軌道になっています。場内の少し先まで上下線の軌道が違っているので、東松戸より撮りやすかったです。

 

この後は尼崎に寄って、夜は再び天下茶屋駅へ。南海リベンジマッチの開幕です。

 

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まず6200系が登場。なんか東急とかで走ってそうな顔ですが、幌がついていてなかなかかっこいいです。

 

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続いて泉北高速鉄道の5000系。泉北沿線大学のラッピングが施されている編成でした。なんば方3両が桃山学院大学、真ん中2両がプール学院短期大学和泉中央方が桃山学院教育大学のラッピングで、スクールカラーの帯やロゴがデザインされています。なかなか気合の入ったラッピングです。

 

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もう1本泉北高速鉄道の5000系が登場。こちらがオリジナルカラーのようです。言われるまで気付かなかったんですが、よーく見ると表示器がLEDになっています。

 

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そして6300系。4+4です。撮りにくいです。

 

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初日に撮影した6200系の50番台も登場。

 

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そして大本命の6000系が登場。6300系と似たような顔をしていますが、スカートがなかったりドアが片開きだったりで超かっこいいです。最高です。初日もこの日もちょこちょこ来てはいたんですが、被ったりアングルが定まらなかったり被ったり被ったり被ったりで、ここにきてようやく納得いく条件で撮れた、といった感じです。本当によかった…。次は日中にバシッと決めたいですね。

 

リベンジを果たしたところで宿へと戻りますが…、

 

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途中、新今宮で201系を。オレンジが消えて半年以上が経ちましたが、緑の方はまだまだ現役のようです。

 

こんな感じで4日目は終了。この日が一番充実していたなと。

 

で、あっという間に最終日。昼まで爆睡して、帰る準備とかお土産を買いに行ったりとかしていたんですが、やり残したことが1つあったので阪神電車で尼崎へ。

 

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お目当ては神戸三宮方にある変態分岐器です。こちらはアウトサイドシングルスリップスイッチ。文献*1によると、シングルスリップスイッチの渡り線が交差部の外側に及んでいる分岐器をアウトサイドシングルスリップスイッチと呼ぶそうです。

 

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そしてこちらがC97で話題になった複分岐器。先程の文献によりますと、『1つの分岐器の途中からもう1つ反対側に分かれている分岐器』とのこと。 関東だと笹塚で見られるアレですが、この複分岐器は世にも珍しい、合流箇所に直線がない振分分岐器となっています。

 

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望遠で覗いてみるとこんな感じ。パッと見だとどこに行くのかわからないですね(

 

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こんな変態分岐器がこんな至近距離で設置されています。ヤバいです。関西に行く際は是非。

 

ということで、5日間の旅行があっという間に終了。のぞみで帰路につきました。

 

以上です。

 

*1:おおい(大井駅)『複分岐器めぐり』(2019年)